「幻の楽器」に導かれ、北欧流の「幸せ」を追い求める

DEC 13, 2022

山瀬理桜さん バイオリニスト・ハルダンゲルバイオリニスト〈インタビュー〉 「幻の楽器」に導かれ、北欧流の「幸せ」を追い求める

DEC 13, 2022

山瀬理桜さん バイオリニスト・ハルダンゲルバイオリニスト〈インタビュー〉 「幻の楽器」に導かれ、北欧流の「幸せ」を追い求める フィヨルドとサーモンの国ノルウェーは、豊かさと幸福度で世界トップクラスの国としても知られます。クラシック音楽のバイオリニスト、山瀬理桜(やませ・りお)さんは、ノルウェーの幻の楽器ともいわれる「ハルダンゲルバイオリン」に魅せられ、そこから北欧流の「幸せ」のあり方について深く考えるように。2022年1月にはノルウェーの有名なことわざである「悪いのはお天気ではなく、着ている服だ。」をタイトルにした本を出版。国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)にも大きな関心を寄せ、その実現にも貢献しています。今回は、山瀬さんが経営するリオン音楽学院(東京都目黒区)にお邪魔して、ハルダンゲルバイオリン、ノルウェー流・北欧流の考え方、そして今後の夢などについてうかがいました。


文:長坂 邦宏(フリーライター) 写真:三井 公一

作曲家グリーグの伝記で「謎の楽器」を知る

ノルウェーは9世紀のバイキングの時代を経て10世紀初めに統一王国が成立。14世紀からデンマークの統治下に置かれ、その後スウェーデン領となるが、1905年に国民投票により独立する。国連開発計画(UNDP)による国民の健康と繁栄を示す人間開発指数(2021/22年)が世界2位(日本19位)、国連の世界幸福度ランキング(2022年)が世界8位(日本54位)、1人当たりの国内総生産(GDP、2021年)が世界4位(日本27位)。豊かさと幸福度では世界トップクラスの国だ。


――山瀬さんはSDGsをはじめ、さまざまな社会課題について関心をお持ちですね。


ノルウェーは100年ほど前まで、それほど裕福な国ではありませんでした。劇作家イプセン(1828~1906年)はまさにその時代に活躍した人で、男尊女卑の社会を「人形の家」に描いています。妻も子どもも夫の所有物というような話を、男性のイプセンが書いたって興味深くないですか。


ノルウェーの人々はそんな社会は持続可能ではないと考え、積極的に改革を行い、スピーディーに社会を変える取り組みを行ってきました。結果どんどん豊かになり、幸福度指数も今では世界トップクラスです。私たち音楽家という職業は、社会の安定や豊かさを大切にし、その上で成り立っています。ですので、社会課題にはとても関心があります。


山瀬理桜さん



――ノルウェーの人々や社会については、後ほどまた聞かせてください。まずは「ハルダンゲルバイオリン」との出合いをお話しいただけますか。


9歳年上の姉がノルウェー人と結婚していまして、私が桐朋学園大学を卒業する時に、ピアニストの姉とバイオリニストの私が一緒にノルウェーでコンサートを開催することになりました。会場はオスロのムンク美術館内ホールです。日本人として初めての姉妹デュオコンサートを行い、とても評判が良かったものですから、その後毎年開催して10年間続きました。


そうした活動がきっかけで、北欧の音楽、特にノルウェーの音楽を日本で紹介するコンサートも開催するようになりました。コンサートでは、語りを入れながらバイオリンを演奏するという形式を早くから取り入れていました。曲名の意味や背景を説明して演奏すると、聴衆の皆さんは曲のイメージをより深く理解してから聴いてくださる。居眠りしちゃうより、しっかりと聴いてもらった方がいいですからね(笑)。


北欧の音楽を演奏するようになると、北欧の音楽をもっと詳しく知りたいと思うようになりました。日本やノルウェーの書店、図書館で調べたり、いろんな人に話を聞いたりして勉強しました。


山瀬理桜さん


するとノルウェーの作曲家グリーグ(1843~1907年)の伝記の中に、彼が「ハーディングフェーレ」という擦弦楽器(さつげんがっき)に影響を受け、自分の曲に取り入れたという話が何度も出てくるんです(「ハーディングフェーレ」はノルウェーでの呼び名ですが、後に日本語に直訳した「ハルダンゲルバイオリン」という呼称を使うようになりました)。


義兄に「この楽器、知っている?」と聞くと、「ノルウェーの地方に行かないと見られないよ」と教えてくれました。日本でいえば琵琶みたいな感じで、どこで売っているのか分からない民族楽器です。義兄はハルダンゲルバイオリンで演奏したCDをプレゼントしてくれて、その音色だけは知ることができました。




初めて出合ったのはノルウェーではなく、東京

――存在を知っても何年も出合えなかった山瀬さんにとっては「幻の楽器」というわけですね。最初に聴いた音の印象は?


1人で弾いても2、3人で弾いているかのような不思議な音なんです。クラシック音楽のバイオリンとは全然違いますが、「とてもいい感じ」と思い、興味が湧きました。
その後、ノルウェーの楽器店に行ってハルダンゲルバイオリンを探しましたが、「君はクラシック音楽のバイオリニストなんだから民族楽器なんかやる必要ないでしょう?」なんて言われることもあり、なかなか実物を見ることができませんでした。


ようやく出合えたのは、ハルダンゲルバイオリンをジャズ風にアレンジすることで人気のあるノルウェーの奏者、アンビョルグ・リーエンさんが来日した時です。場所は東京にあるノルウェー大使館でした。大使館の広報担当者が、私がハルダンゲルバイオリンを探していることを覚えていてくださり、大使館で開催される特別なコンサートに招待してくださったんです。


山瀬理桜さん


そこで初めて見たハルダンゲルバイオリンは、とても美しく、私は雷に打たれたような衝撃を受けました。数百年かけて守られてきた楽器の伝統を強く感じました。
リーエンさんは後に、私のハルダンゲルバイオリンの先生になる故ハールバル・クヴォーレさんを紹介してくださいました。彼女が私にハルダンゲルバイオリンの扉を開ける鍵を渡してくれたのです。


――桐朋学園大学を出られ、著名なバイオリニストの江藤俊哉さん(1927~2008年)にも師事された山瀬さんが民族楽器に魅せられたのはなぜでしょう。


私も「なんでかな」と思います(笑)。民族楽器でもアイリッシュフィドルやスコットランドフィドルにはあまり興味がありません。でも、ハルダンゲルバイオリンにはクラシック音楽の「ストラディバリウス」のような名器と同じように、歴史とロジックを感じました。民族楽器だけれども、クラシック音楽に通じるものがあると肌で感じてしまったんですね。ロジックの強さというものが本物で、学ぶ価値があると思いました。




真珠母貝などをふんだんに使った美しい装飾

――クラシック音楽に通じるものがある、という部分についてもう少し具体的にお話しいただけますか。


ハルダンゲルバイオリンは4本の弦の下に共鳴弦が張ってあります。(共鳴弦を指ではじきながら)グリーグの「ペール・ギュント」組曲の「朝」という曲を知っていますか? あの音階はこの共鳴弦の音からとっています。組曲は抜粋された曲で構成されていますが、音楽劇「ペール・ギュント」で全曲が演奏されます。その序曲と第1幕の結婚式のシーンにもハルダンゲルバイオリンが出てきますし、グリーグはほかの曲にもこの楽器から学んだことを取り入れています。


グリーグ没後100年に当たるメモリアルな2007年に、私はハルダンゲルバイオリンを使った日本初演となる音楽劇「ペール・ギュント」の全曲を、国内のオーケストラと共演しました。


山瀬理桜さん


日本ではクラシックといえば、ドイツやオーストリア、フランス音楽が人気です。オーストリアの作曲家シューベルト(1797~1828年)から急にフランスの作曲家であるドビュッシー(1862~1918年)やラヴェル(1875~1937年)が登場してくるわけではありません。その間にグリーグという作曲家がいました。きれいな和音が主流だったドイツ、オーストリア音楽に対して、グリーグはピアノ協奏曲の冒頭でちょっとした不協和音を使うといったセンセーショナルなことをしてみせた。そしてその後、時代はドビュッシーやラヴェルの自由で印象的な作風へと移っていきます。そんな彼らに影響を与えたのはグリーグで、そのベースにあるのはハルダンゲルバイオリンです。


――そんなハルダンゲルバイオリンの楽器としての特徴を教えてください。


先ほども申し上げましたが、4本の弦の下に4〜5本の共鳴弦があります。共鳴弦はグリーグの時代は4本でしたが、現在は5本が主流です。(弾きながら)いろんな音が聴こえませんか。共鳴弦も鳴っているからです。


山瀬理桜さん


装飾がきれいでしょう? きらきら光っているのは真珠母貝を使った象嵌(ぞうがん)細工。手書きの家紋のような装飾も施されていますが、この装飾で誰がつくったか分かるようになっています。黒檀(こくたん)が使われ、ヤギの角の象嵌細工を施されたものもあります。ネックの先端に付いているのはベロを出した龍頭(りゅうず)です。バイキング時代に船を海の魔物から守るための魔除けとして付けられました。龍のほかに獅子などいろんな顔があって見ているだけで楽しくなります。

ハルダンゲル地方は、西の港町でノルウェー第2の都市ベルゲンから東へ内陸に入った所です。ベルゲンはグリーグが生まれ育った場所です。




自分ができないことは得意な人に任せる

――奏法はクラシック音楽のバイオリンとどう違いますか。楽譜はないそうですね。


ほとんど同じですが、弦を2〜3本、一緒に弾いて共鳴弦が共鳴しやすくなるようにして、しかも柔らかめに弾きます。ビブラート(弦を押さえながら指を揺らす)は使わず、トリル(押さえる指で弦をたたく)を使います。そして足先で床をたたきながらリズムをとります。ハルダンゲル地方では結婚式に不可欠な楽器で、ウエディングマーチなどを弾きます。


山瀬理桜さん


楽譜は基本的にはありません。方言が強い国ということが影響しているのかもしれませんが、3拍子の曲でも強弱のつけ方がいく通りもあり、全ての音符に書ききれないなどの理由から、口頭伝承によって弾き方を覚えます。


ノルウェーでプロの奏者として活動している人は、たぶん20人ぐらいでしょうか。また、複業によって生産性が上がるため、ノルウェーでは複業をしている人がたくさんいます。そのため、警察官や記者がハルダンゲルバイオリンの奏者といったこともありますよ。


――どんな弦を使用するのですか。山瀬さんは自分で張りますか。


上に張る弦はガット(羊の腸を素材にしたもの)にスチールを巻いたものです。共鳴弦はスチール製で、1本1本の太さが違います。
(上の弦は自分で張りますが)下の弦は自分では張りません。専門家にお願いします。これは北欧から学んだ考え方ですね。


北欧の人たちはサステナビリティー(持続可能性)をすごく大切にします。例えば、親の介護は日本では子どもがするものという考え方が強いですが、北欧ではそれによって子どもの生活が犠牲になるのはサステナブルではないと考えます。介護施設にお願いしてその道のプロに頼むことが多い。その方が親も子どもも幸せになれると考えるんですね。


自分ができないことは得意な人に任せて、分担し合う。厳しい風土の中、誰ひとり欠けてはいけない。それぞれの個性を尊重し、ひとつの家族として受け入れ、国をつくっていく。だから幸福度が上がっていくのではないでしょうか。


山瀬理桜さん




ヒエラルキーを嫌い、敬語を廃止したノルウェーの人々

――ノルウェーは同じ北欧の国であるスウェーデンやデンマークとはどう違いますか。


ノルウェーの人たちはヒエラルキーが大嫌いです。長いことデンマークとスウェーデンに支配されていた歴史があり、ノルウェーが独立した時、国民の意思で敬語を廃止しました。


敬語をなくすことで社会はシンプルになる。年上の人と話す時でも、例えば「ヘイ、ヘンリック。(用件を伝え)バイ」と簡潔に済ます。時短に役立ちますし、生産性も上がります。丁寧語はありますが、日本語の「先生」に当たる言葉は使いません。みんなファーストネームで呼び合います。


――ノルウェーの有力な産業はあまり思い浮かびませんが、なぜ国民が豊かなのでしょうか。


ノルウェーが豊かになった理由のひとつは北海油田です。石油や天然ガスを欧州中心に輸出しています。それで稼いだおカネをどう使ったか。「ノルウェー政府年金基金」という世界最大級のファンドをつくり、500人もの資産運用のプロたちが世界の株式や債権に投資しました。兵器や、体に悪いものをつくっていない企業、いいことをしている企業に投資する。新潟の町工場にも投資していますよ。そうした投資内容は透明化され、株主である国民がチェックできるようになっています。


日本はどうでしょうか。未来のためにおカネを使ってきたでしょうか。もう一度、私たちは考え直してもいいかもしれませんね。




43歳になった時から働き方を変えた

――ノルウェーの好きな料理やお酒について教えてください。


私は羊肉の料理が大好きです。水も空気もきれいなところで育っているので、とてもおいしいんですよ。サーモンは有名ですが、フィヨルドマスもお薦めです。サーモンよりも少し淡白な味かもしれません。高級料理としてヘラジカやトナカイの肉が知られていますが、一番おいしいところは北の地方で食べられてしまうので、南のオスロとかベルゲンに来る頃には残り物になってしまいます(笑)。


ノルウェーの伝統チーズであるブラウンチーズとパンを一緒に食べるのも好きです。東京・富ヶ谷にあるカフェ「フグレン トウキョウ」などでも食べられます。
お酒はジャガイモを主原料にした蒸留酒「アクアビット」を冷蔵庫でキンキンに冷やして飲むのが好きです。羊肉、サーモン、なんでも合いますよ。


――著書「悪いのはお天気ではなく、着ている服だ。」(豆豆社)には、幸福の話をはじめSDGsについて多く書かれていますね。


北欧流「幸せ」のあり方を知りたいと思い、2019年にノルウェーの第一線で活躍する文化人、学者、政治家など17人にインタビューしました。最初は「北欧幸福学」というタイトルで出版したかったんですが、「インタビュー本はあまり売れない」とアドバイスがあり、結局エッセイの形でまとめました。


「悪いのはお天気ではなく、着ている服だ。」

「悪いのはお天気ではなく、着ている服だ。」
著:山瀬理桜
出版社:豆豆社
発売日:2022年1月11日



――宮崎駿監督の短編アニメ「水グモもんもん」(2006年)の音楽監督(作曲&演奏)や、スタジオジブリ「ゲド戦記」(2006年)の演奏を担当されていますね。


2004年にビクターエンタテインメントから「ゴールデン・オーロラ」というCDを出しました。それを宮崎監督が聴いて気に入ってくださり、「音楽監督をしてほしい」と依頼がありました。でもその後はしばらく何もなく、2年半経ってから「映像がやっとできました」とご連絡がありました。


15分の短編映画は通常、セル画を8,000枚描けばいいのに、3万6,000枚も描いたので遅くなったんだそうです。すごくないですか? スタジオジブリ「ゲド戦記」では、ハルダンゲルバイオリンの演奏で参加しただけなのに大きくクレジットを入れていただいて......。


山瀬理桜さん


――現在は演奏活動のほかに、ここ「リオン音楽学院」の運営にも力を入れているそうですね。


フランスのオペラ座のバレエ団では、ダンサーは43歳になると退団します。それまでが最も脂が乗っていて美しい。けれどもそれを過ぎるとケガもしやすくなる。これってとても絶妙だなと思い、私も43歳になった時から働き方を変えました。


ずっと演奏家を続けるのはリスクもある。もし体を壊したり、大きな災害が起きたりしたら、演奏家だけだと持続可能ではない。そこで音楽院の経営やジュエリーのデザイン&プロデュースにもっと力を入れるようになりました。おかげで、コロナ禍で演奏活動がまったくなくなっても大きな影響はありませんでした。




いろんな仕事をしていくためにも「まず健康」

――これからの夢についてお聞かせください。


夢はたくさんあって(笑)。まずSDGs活動は楽しく考えていきましょうという話を若い人向けに講演したいですね。「しなくちゃいけない」ではなく、「あなたたちの未来につながっている、私たちの幸せにもつながっている」と考えるのがSDGs活動の根幹だと思うんです。ノルウェーではペットボトルに「3(2の場合もあり)ノルウェー・クローネ」と印刷してあります。子どもたちは3クローネ券に替えてから換金することで、楽しみながらペットボトルを回収しリサイクルを学びます。


2つ目は子ども食堂のお手伝いをしたい。今は買ったものを届けるようにしていますが、農業高校でつくられた野菜を子ども食堂に届けたい。衆議院議員だった曽祖父の山瀬幸人(1855~1935年)が鳥取県の倉吉農学校(現在の県立倉吉農業高校)の校長を務めたということが影響しているかもしれません。


3つ目はノルウェーのサプリメントを紹介したい。南極で採れたクリル(オキアミの英語名)を使ったサプリメントを、ノルウェーの会社が世界中に輸出しています。日本でつくっている会社がありますので、それを間もなく紹介します。これは夢というより現実ですね(笑)。


クリルには水溶性の栄養素であるコリンという成分が多く含まれ、認知症の予防にも効果があるそうです。もちろん健康にもいい。曽祖父の口ぐせが「まず健康」だったそうです。私も曲や音楽院の生徒さんの名前をたくさん覚えなくちゃいけない。それにこれからもいろんな仕事をしていきたいので、「まず健康」です(笑)。




ノルウェー王国功労勲章を叙勲

山瀬理桜さん


山瀬理桜さんが2023年1月31日、東京都港区にあるノルウェー大使館で、音楽や文化を通して、両国間の関係発展に尽力したとして功労勲章を叙勲されました。


ノルウェー王国功労勲章は1985年にオラフ5世前国王により創設され、ノルウェーの利益のために目覚ましい貢献が認められる外国人または海外在住のノルウェー人に授与されます。


年が明けた1月3日に叙勲の知らせを受け「驚きのあまり叫んでしまいました」と満面の笑みを見せる山瀬さん。叙勲式後の取材会では、ノルウェーの伝統的な衣装を着て登場した山瀬さんがハルダンゲルバイオリンの演奏を披露。ハルダンゲルバイオリンの優しくぬくもりのある音色が会場内に響きわたりました。


「これまで活動してきたことは間違っていなかった。こういう形で評価をいただけたことをとてもうれしく思います。ノルウェーで"幸せのあり方"をじかに見てきたことで、日本ももっと幸せな社会になると実感しています」とコメント。場をパッと明るく照らすような笑顔が印象的な山瀬さんは、その元気の秘訣を問われ、「精神的にも、肉体的にも健康でいること、よく寝ること」と回答。山瀬さんの今後の活動にますます注目が集まります。


山瀬理桜さん


※記事の情報は2022年12月13日時点のものです。

  • プロフィール画像 山瀬理桜さん バイオリニスト・ハルダンゲルバイオリニスト〈インタビュー〉

    【PROFILE】

    山瀬理桜(やませ・りお)
    バイオリニスト、ハルダンゲルバイオリニスト。作曲・編曲家。
    桐朋学園大学音楽学部演奏学科弦楽器専攻(ヴァイオリン)卒業。バイオリンを江藤俊哉氏、江藤アンジェラ氏に師事。1992年より国内外のオーケストラと共演(チャイコフスキーのバイオリン協奏曲、モーツァルトのバイオリン協奏曲第3番など)。98年からノルウェーのムンク美術館内ホールをはじめ、日本と北欧を中心にコンサートツアーを開始。2006年、宮崎駿監督の短編アニメ「水グモもんもん」の音楽監督(作曲&演奏)を担当し、同年のスタジオジブリ「ゲド戦記」にもハルダンゲルバイオリンで演奏参加。07年、ハルダンゲルバイオリンを使った音楽劇「ペール・ギュント」全曲をオーケストラと共演し好評を博す。18年にノルウェーのハルダンゲル自治区から「Good-will Ambassador of Hardanger(ハルダンゲル親善大使)」に任命される。現在、演奏活動のほかに、「リオン音楽学院」(東京都目黒区)を運営し2歳8カ月から86歳の生徒に音楽を教える。また北欧デザインジュエリー「Lilla Rio」のデザイン&プロデュースも行う。

    山瀬理桜オフィシャルウェブサイト
    https://www.rioyamase.com/

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