夜のスマホ撮影術―夜景モードで夜の街並みや花火、星空、月をより美しく撮る

【連載】プロが教える! スマホ写真撮影のコツ

写真家:三井公一

夜のスマホ撮影術―夜景モードで夜の街並みや花火、星空、月をより美しく撮る

シャッターボタンを押すだけで、キレイな写真を気軽に撮影できるスマートフォン(スマホ)。街を歩けば至る所で写真を撮っている人を見かけます。ただ、「なんだかうまく撮れない」「さまざまな機能があるのに、使いこなせていない」という方も多いのではないでしょうか。本連載ではスマートフォン撮影のパイオニア、写真家の三井公一(みつい・こういち)さんに、"スマホ"を使った写真撮影のコツを3回にわたって教えていただきます。第3回は夜の撮影術です。スマホに搭載された撮影機能「夜景(ナイト)モード」を使って、夜の街並み、花火やたき火、星空、月などをより美しく撮る方法をご紹介します!

1. 夜景モードでナイトシーンを色鮮やかに撮る

この連載で使用しているGoogle(グーグル)の「Google Pixel 7 Pro(グーグル ピクセル 7 プロ)」には「夜景モード」、Apple(アップル)の「iPhone 14 Pro(アイフォーン 14 プロ)」には「ナイトモード」という機能が搭載されています。この機能を使うことで、暗い環境でも鮮やかで美しい写真を撮ることができます。

どちらの機種も暗い場所で撮影すると「カ...シャッ!」とシャッターが長く開きますが、極端に動かない限り手ブレした写真になりません。

これは1回のシャッター音の間に、自動的に複数枚の画像を取得し、AIがそれを解析して明るさと暗さのバランス、ホワイトバランス、発色、ノイズ感、手ブレを検知して自動的に補正、見栄えのいい1枚を生成してくれるからなのです。「コンピュテーショナルフォトグラフィー」といわれるものですが、わずかな時間で、シャープで色鮮やかな写真を誰でも手軽に撮影できるのがスゴいですよね。

Google Pixel 7 Pro:
暗いシーンでの撮影に定評があり、「Night Sight(ナイトサイト)」と呼ばれる夜景モードは数あるスマホの中でも性能バツグン。三脚を使用せず手持ちで美しいナイトシーンを撮影できます。

2023年4月に新装された東京・池袋にある「サンシャイン60展望台 てんぼうパーク」内で撮影してみました。夜景モードをオンにすれば、ご覧のように暗い部分が明るく写り、ディテールが判別できるのです。雰囲気があっていい感じですよね。

Google Pixel 7 Proで撮影。夜景モード(左)の方が通常モード(右)よりも暗い部分が明るく、くっきりと鮮やかに写るGoogle Pixel 7 Proで撮影。夜景モード(左)の方が通常モード(右)よりも暗い部分が明るく、くっきりと鮮やかに写る

窓越しに見おろす池袋の街もこのように美しく撮影できます。スマホで撮影したとは思えない画質になっています。あなたは夜景モードにしてシャッターを切るだけでいいのです。

Google Pixel 7 Proの夜景モードで撮影Google Pixel 7 Proの夜景モードで撮影

カメラ設定画面の「光量の調節」を「月とA」のアイコンにセットしておけば、暗い時に自動的に夜景モードになります。シャッターボタンに「月」のマークが表示されればOKです。

(左)画面左上のアイコン「∨」をタップすると、カメラの設定項目が表示される。「光量の調節」を「月とA」のアイコン(夜景モード)に設定しておくと、暗い時に自動的に夜景モードになる / (右)画面を右にスワイプして「夜景モード」を選択するだけでもOK いずれも撮影時、シャッターボタンに月のマークが表示される(左)画面左上のアイコン「∨」をタップすると、カメラの設定項目が表示される。「光量の調節」を「月とA」のアイコン(夜景モード)に設定しておくと、暗い時に自動的に夜景モードになる
(右)画面を右にスワイプして「夜景モード」を選択するだけでもOK
いずれも撮影時、シャッターボタンに月のマークが表示される

iPhone 14 Pro:
暗い環境で撮影しようとすると、自動的に「ナイトモード」になります。撮影する場所の暗さによって自動で設定されたシャッタースピード(露光時間)が画面左上に表示され、画面下部のスライダーで調整可能です。基本的には「自動」のままシャッターを切ればきれいな夜景が撮影できるでしょう。

iPhone 14 Proでは、暗いと自動的に「ナイトモード」がオンになり、左下に「月」のマークが表示される。左上には自動で設定された露光時間が表示され、その時間は画面下部のスライダーで調整できる。例えば「3秒」に設定した場合、シャッターボタンを押してから3秒間露光されるiPhone 14 Proでは、暗いと自動的に「ナイトモード」がオンになり、左下に「月」のマークが表示される。左上には自動で設定された露光時間が表示され、その時間は画面下部のスライダーで調整できる。例えば「3秒」に設定した場合、シャッターボタンを押してから3秒間露光される

iPhone 14 Proで撮影。ナイトモード(左)の方が通常モード(右)よりも暗い部分が明るく、くっきりと鮮やかに写るiPhone 14 Proで撮影。ナイトモード(左)の方が通常モード(右)よりも暗い部分が明るく、くっきりと鮮やかに写る



2. ガラス越しの夜景撮影で写り込みを防げる「忍者レフスマート」

室内からガラス越しに暗い外を撮る場合は、写り込みに注意しましょう。服装は暗い色のものを推奨します。明るい色の服は写り込みが顕著なので気をつけたいものです。

NG例:白色の服を着て、写り込みを意識せずに撮影。右手前に白っぽい光が写り込んでいるNG例:白色の服を着て、写り込みを意識せずに撮影。右手前に白っぽい光が写り込んでいる

また、スマホのカメラ部分をガラスに密着させることによって、自分が写り込むことを低減できます。しかしそれができないケースや、室内がとても明るい場合があります。

そんな時に役立つのが、よしみカメラの「忍者レフスマート」です。これはスマホのカメラ外周部に装着するアクセサリーで、黒い面を撮影方向にしてガラスに近づけることによって、写り込みをカットして撮影することができる優れものです。小さく折り畳んで持ち歩けるので、展望台や飛行機内、水族館などでクリアな写真を撮ることができるでしょう。

よしみカメラの「忍者レフスマート」。直径約28cmのコンパクトなレフ版だ。真ん中のクリップでスマホを挟み、ガラスに近づいて撮影するだけで写り込みを防げるよしみカメラの「忍者レフスマート」。直径約28cmのコンパクトなレフ版だ。真ん中のクリップでスマホを挟み、ガラスに近づいて撮影するだけで写り込みを防げる

(左)NG例:忍者レフスマートを使わずに撮影。手前に室内の明かりが写り込んでいる / (右)OK例:忍者レフスマートを使って撮影。写り込みがなくなった(左)NG例:忍者レフスマートを使わずに撮影。手前に室内の明かりが写り込んでいる
(右)OK例:忍者レフスマートを使って撮影。写り込みがなくなった



3. 「長時間露光」で光跡を撮る

最新のスマホならば、特別なアプリがなくてもスローシャッター撮影が可能です。ここではちょっとしたテクニックを使って、面白い夜景の撮影にチャレンジしてみましょう。

Google Pixel 7 Pro:
画面を右にスワイプして「モーション」を選択し、「長時間露光」をタップしてスローシャッター撮影を試してみましょう。

東京・渋谷のスクランブル交差点で、長時間露光を使って撮ったカットです。このモードにしてスマホを動かさずにシャッターを切れば、このようにデジタル一眼カメラでスローシャッター撮影をしたかのような光跡のカットを手にできるのです。

モーションの長時間露光で撮影すると、アプリ「フォト」には通常のカット(左)と、長時間露光によるカット(右)の2つの写真が保存される。長時間露光では、動感のある光跡を撮影できるモーションの長時間露光で撮影すると、アプリ「フォト」には通常のカット(左)と、長時間露光によるカット(右)の2つの写真が保存される。長時間露光では、動感のある光跡を撮影できる

iPhone 14 Pro:
「Live Photos(ライブフォト)」をオンにして撮ってみましょう。撮影時にカメラ画面の右上にある「◎」マークをタップすると、Live Photosが有効になります。

下の写真は夜の首都高速道路を撮影したカットです。右の写真では、走行中の車が線状に流れて写っています。これはLive Photosをオンにして撮影した後に、アプリ「写真」から該当するカットを選択し、左上の「LIVE」→「長時間露光」を選ぶだけでOKです。通常の写真よりは画角が切り取られてしまいますが、動感のある夜景を撮影することができます。

(左)ナイトモードで撮影 / (右)Live Photos をオンにして撮影。アプリ「写真」で撮影した写真を開き、左上の「LIVE」→「長時間露光」をタップすると、走行中の車が流れて動感のある写真に(左)ナイトモードで撮影
(右)Live Photos をオンにして撮影。アプリ「写真」で撮影した写真を開き、左上の「LIVE」→「長時間露光」をタップすると、走行中の車が流れて動感のある写真に



4. 花火やたき火の撮影は、ポジションや背景の明るさに注意

花火撮影のコツは、数多くシャッターを切ることです。なぜなら花火から出る火は常に明るさや量が変化するからです。たくさん撮影してその中からいいカットを選ぶのが賢明です。

花火を持つ人の表情や背景の明るさに注意しながらたくさん撮影しましょう。気をつけたいのは風下に立たないこと。流れてくる煙で被写体が見えにくくなってしまうからです。横風になるようにポジションを取りましょう。

被写体が煙で見えなくならないよう、横風になるようにポジションを取る被写体が煙で見えなくならないよう、横風になるようにポジションを取る

ペットのスマホ撮影術」でご紹介したように、ムービーで撮影していいシーンをヒトコマ抜き出すのもおすすめです。「長時間露光」や「Live Photos」からでもいいでしょう。

(右)ムービーを再生し、ベストな瞬間で静止させてスクリーンショットを撮って保存

(左)Google Pixel 7 Proで撮影したムービー
(右)ムービーを再生し、ベストな瞬間で静止させてスクリーンショットを撮って保存



また、Google Pixel 7 Proはホワイトバランス(色温度)の調整が簡単です。撮影時に画面をタップすると左に表示されるスライダーで、写真の色味を劇的に変更できるのです。これによってたき火の温かみを出したり、空の青さを強調することもできます。

撮影時に画面をタップすると左に表示されるスライダーで、ホワイトバランスを調整できる。上に動かすと赤みが増して温かい色に、下に動かすと青みが増して涼しげな色になる撮影時に画面をタップすると左に表示されるスライダーで、ホワイトバランスを調整できる。上に動かすと赤みが増して温かい色に、下に動かすと青みが増して涼しげな色になる

(左)青の色味を強くして撮影。空の青さが強調され、クールな雰囲気に / (右)赤の色味を強くして撮影。顔周りの赤みが強調され、温かみのある雰囲気に(左)青の色味を強くして撮影。空の青さが強調され、クールな雰囲気に
(右)赤の色味を強くして撮影。顔周りの赤みが強調され、温かみのある雰囲気に



5. 星空はスマホを三脚に固定し、「天体撮影モード」で撮る


Google Pixel 7 ProとiPhone 14 Proなら、星空も撮影できるのをご存じですか? 夜景(ナイト)モードでもそこそこは写せるのですが、ガッチリとした三脚に端末を固定すると、「天体撮影モード」が発動するのです。

Google Pixel 7 Pro:
三脚に据え付けて「夜景モード」を選択します。端末がブレを感知しなくなると、シャッターボタンが「月」から「星」の表示に変わり「天体撮影モード」に入ります。最長4分間の露光が可能になり、とても美しい星景写真を撮ることができるのです。ピント位置も「遠距離」に設定できるので、シャープな星のカットを楽しめます。

スマホを三脚に固定した状態で「夜景モード」を選択。シャッターボタンを押してしばらくすると自動的に「天体撮影モード」に入り、最大4分間の露光が可能になるスマホを三脚に固定した状態で「夜景モード」を選択。シャッターボタンを押してしばらくすると自動的に「天体撮影モード」に入り、最大4分間の露光が可能になる

(左)左上のアイコン「∨」をタップし、「フォーカス」を「山」のアイコン(遠距離)に設定する。撮影前にこの設定をしておくと、遠くの星にもピントが合い、シャープな星空の写真を撮影できる / (右)Google Pixel 7 Proの「天体撮影モード」で撮影した星空(左)左上のアイコン「∨」をタップし、「フォーカス」を「山」のアイコン(遠距離)に設定する。撮影前にこの設定をしておくと、遠くの星にもピントが合い、シャープな星空の写真を撮影できる
(右)Google Pixel 7 Proの「天体撮影モード」で撮影した星空

iPhone 14 Pro:
Google Pixel 7 Proと同様に、しっかりとした三脚に固定してしばらく経つと、ナイトモードで最大30秒間の露光が可能になります。肉眼でも星がよく見える場所なら、スマホで撮影したとは思えないカットを手にすることができるでしょう。

三脚に固定してしばらく経つと、最大30秒間の露光が可能になる三脚に固定してしばらく経つと、最大30秒間の露光が可能になる

iPhone 14 Proにて30秒間の露光で撮影した星空iPhone 14 Proにて30秒間の露光で撮影した星空



6. 月は、30倍の超解像ズーム&露出補正で美しく仕上がる

Google Pixel 7 Proは30倍の超解像ズームがあるので、月の撮影もお手軽です。ググッと月を大きくたぐり寄せられるのです。露出補正でハイライト(明部)とシャドウ(暗部)のスライダーを一番下まで下げると、雰囲気のある月の写真になりますよ。

(左)「夜景モード」でスマホを月に向け、シャッターボタンの上にあるスライダーを動かして「30x」に設定。撮影画面をタップすると右側に表示される、2つのスライダー(右上がハイライト、右下がシャドウ)をともに一番下まで下げると、月がくっきりと浮かび上がる / (右)Google Pixel 7 Proで撮影した半月(左)「夜景モード」でスマホを月に向け、シャッターボタンの上にあるスライダーを動かして「30x」に設定。撮影画面をタップすると右側に表示される、2つのスライダー(右上がハイライト、右下がシャドウ)をともに一番下まで下げると、月がくっきりと浮かび上がる
(右)Google Pixel 7 Proで撮影した半月



写真加工アプリで出来栄えアップ! 〈ワンポイントアドバイス〉

無料の写真加工アプリ「Snapseed(スナップシード)」は、Android版とiOS版があり、どちらでもさまざまな写真編集が可能です。今回は「グラマーグロー」や「トーンカーブ」を使って、写真の見栄えを向上させる方法をご紹介します。


① 幻想的な雰囲気を演出する「グラマーグロー」

サンシャイン60展望台 てんぼうパークからの素晴らしい眺めを、「グラマーグロー」でよりサイバーパンク風に仕上げてみましょう。グラマーグローとは、"魅惑的な光"という意味で、光が柔らかく発せられているような効果により、幻想的な雰囲気を演出することができます。

加工前の写真。夜景モードで撮影加工前の写真。夜景モードで撮影

写真を「Snapseed」で開き、まずは「ツール」から「画像調整」を選択。画面下部にある「マジックワンド(魔法の杖)」のアイコンをタップして「自動調整」を行います。右下のチェックマークをタップして一度保存し、その後「ツール」から今度は「グラマーグロー」を選択します。

指先で画面を上下にスライドすると、編集項目のメニューが出てくるので、「グロー」(光)を選びます。そして指先を右に動かして「+75」に設定し、再び「画像調整」でコントラスト(明暗の比率)や色味を調整して好みになるように仕上げました。SFチックな写真の完成です。

(左)「画像調整」の画面下部にある、「マジックワンド」のアイコンをタップすると、明るさやコントラスト、彩度などを自動で調整してくれる。右下のチェックマークをタップすると保存できる / (右)「グラマーグロー」の画面上で指先を上下にスライドすると、「グロー」、「彩度」、「色温度」と編集項目が表示される。「グロー」を選択した状態で、指先を右に動かすと、光が柔らかく発せられているような効果が得られる(左)「画像調整」の画面下部にある、「マジックワンド」のアイコンをタップすると、明るさやコントラスト、彩度などを自動で調整してくれる。右下のチェックマークをタップすると保存できる
(右)「グラマーグロー」の画面上で指先を上下にスライドすると、「グロー」、「彩度」、「色温度」と編集項目が表示される。「グロー」を選択した状態で、指先を右に動かすと、光が柔らかく発せられているような効果が得られる

加工後の写真。よりSFチックで幻想的な仕上がりに加工後の写真。よりSFチックで幻想的な仕上がりに

加工前と加工後の写真を比較

② 色調を補正し、一部のディテールを出す「カーブ」

次は、キャンプ場で花火を楽しむ女性の写真を加工していきます。

加工前の写真。上部にゴースト(白い楕円)があり、背景が暗い加工前の写真。上部にゴースト(白い楕円)があり、背景が暗い

上部にスマホ特有のゴーストが発生しているので、まずはこれを「ツール」→「シミ除去」で消しましょう。操作方法は「人物のスマホ撮影術」で紹介した手順と同じです。

その後「ツール」→「カーブ」で「K01」を選択し、空部分のディテールを出します。カーブとは「トーンカーブ」のことで、写真の明るさやコントラストなどを自由に調節する機能です。

(左)写真をズームし、ゴースト部分を「シミ除去」で削除 / (右)「カーブ」の編集画面の下部で「K01」を選択。さらに補正を加えたい場合は、画面上の白いポイントを上下に動かすことで、明部や暗部の明るさを調整できる(左)写真をズームし、ゴースト部分を「シミ除去」で削除
(右)「カーブ」の編集画面の下部で「K01」を選択。さらに補正を加えたい場合は、画面上の白いポイントを上下に動かすことで、明部や暗部の明るさを調整できる

仕上げに「ツール」→「画像調整」で「コントラスト」を弱めた後、「彩度」を上げて印象的なカットにしてみました。

加工後の写真。上部のゴーストが消え、背景の空の色が鮮やかになった加工後の写真。上部のゴーストが消え、背景の空の色が鮮やかになった

加工前と加工後の写真を比較




三井公一 フォトギャラリー

Google Pixel 7 ProやiPhone 14 Proなど最新のスマホなら、AIを駆使したコンピュテーショナルフォトグラフィーパワーで、夜の光景も美しく写せることがお分かりいただけたかと思います。昔だったら撮影を諦めていたシチュエーションでも写真が撮れるので、ぜひトライしてください。基本は、夜景(ナイト)モードにするだけで大丈夫ですよ。

花火で遊ぶモデルを撮りました。なるべく花火を高く持ってもらい、顔にその光が当たるようにポーズを取ってもらいました。火花は予測できないので、数多くシャッターを切っていいカットを選ぶようにすることをおすすめします花火で遊ぶモデルを撮りました。なるべく花火を高く持ってもらい、顔にその光が当たるようにポーズを取ってもらいました。火花は予測できないので、数多くシャッターを切っていいカットを選ぶようにすることをおすすめします

高層ビルからの日没直後のカットです。空を美しく表現するにはマジックアワーと呼ばれる日没前後がチャンスです。ブルーの色が空に残っている時間がいいですよ。丹沢を従えた富士山のシルエットと稜線の形、街中の灯りをいい感じに撮影できました高層ビルからの日没直後のカットです。空を美しく表現するには"マジックアワー"と呼ばれる日没前後がチャンスです。ブルーの色が空に残っている時間がいいですよ。丹沢を従えた富士山のシルエットと稜線の形、街中の灯りをいい感じに撮影できました

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久しぶりに訪れたロンドンの街角です。海外は照明の色がきれいなので夜間の街中スナップが楽しくなります。LEDフラッシュをオフにしてその雰囲気を写しとってみました久しぶりに訪れたロンドンの街角です。海外は照明の色がきれいなので夜間の街中スナップが楽しくなります。LEDフラッシュをオフにしてその雰囲気を写しとってみました

走行中のバスから渋谷のスクランブル交差点を撮ったカットです。Live Photosの長時間露光で動きのあるカットに仕上げてみました。ちょっとユニークな写真になったと思います走行中のバスから渋谷のスクランブル交差点を撮ったカットです。Live Photosの長時間露光で動きのあるカットに仕上げてみました。ちょっとユニークな写真になったと思います

キャンプシーンも夜間撮影が楽しいですね。ただとっぷりと日が暮れてしまうと空が真っ黒になってしまうので、残照のある時間帯に撮ると空の色が出てきれいですよ。天の川が見えるキャンプ場なら、しっかりとした三脚とスマホホルダーを用意して、上記のように星景撮影にチャレンジするのもいいでしょうキャンプシーンも夜間撮影が楽しいですね。ただとっぷりと日が暮れてしまうと空が真っ黒になってしまうので、残照のある時間帯に撮ると空の色が出てきれいですよ。天の川が見えるキャンプ場なら、しっかりとした三脚とスマホホルダーを用意して、上記のように星景撮影にチャレンジするのもいいでしょう



【モデル】
寺田華佳(てらだ・はなか)
所属:株式会社チーズfilm(現在は株式会社放映新社に移籍)

【撮影協力】
サンシャイン60展望台 てんぼうパーク
Grounding Space たてやま倶楽部

【使用機材】
Google Pixel 7 Pro(Google)
iPhone 14 Pro(Apple)
忍者レフスマート(よしみカメラ)


※記事の情報は2023年7月18日時点のものです。

※追記:2024年8月19日に再編集しました。

  • プロフィール画像 写真家:三井公一

    【PROFILE】

    三井公一(みつい・こういち)
    有限会社サスラウ 代表。新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。 雑誌、広告、Web、ストックフォト、ムービー撮影や、執筆、セミナーなども行っている。さまざまな企業のイメージ撮影や、ポートレート撮影、公式インスタグラムの撮影などを多く手がける。iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影しており、2010年10月、スペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれた。スマートフォン撮影のパイオニアとして活動中。 著書にiPhoneで撮影した写真集「iPhonegrapher―写真を撮り、歩き続けるための80の言葉」(雷鳥社)、「iPhone フォトグラフィックメソッド」(翔泳社)などがある。

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