【連載】創造する人に役立つ文房具
2023.01.10
菅 未里
さりげなく仕事をサポートするホワイトボードカレンダー
モノを書くことを覚え始めた幼少期からずっと身近にあるペンやノートなどの文房具。いま改めてその世界を覗き込めば、使い心地、デザイン、遊び心やユニークさなど、多様なアイテムがあり、進化を遂げていることに驚かされます。連載「創造する人に役立つ文房具」では、文具ソムリエール菅未里さんに、数ある文具の中から「使うことでクリエイティブな気持ちになれるアイテム」をご紹介いただきます。
見直されているカレンダー
新しい年を迎えて数日、何か物足りないと思っていませんか。それ、カレンダーかもしれません。手帳をアプリに移行する方が増えている中で、意外にも同じスケジュール管理ツールであるカレンダーは見直されています。
新型コロナウイルスの感染拡大により在宅勤務を余儀なくされた方は少なくないでしょう。自宅で仕事をしている時に、会社で何気なく使っていたカレンダーがないことに気づいた方がカレンダーを購入するようになったのです。
電話や会話をしながら、パソコンやスマホを操作することなく一目でスケジュールを確認できるカレンダーは、職場になじんでさりげなく私たちの仕事をサポートしてくれていたのです。
感覚的にスケジュールを把握しやすいのが特徴
しかし、カレンダーは紙だから「スケジュールが変わったときに書き直しがしにくいのが不便」と思っていませんか。そんな方にはホワイトボード仕様のカレンダーがおすすめです。
ほぼ日の「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」はその名の通り、ホワイトボード仕様のカレンダー。付属のホワイトボード用マーカーで書き、ペンに付いたイレーサーで文字を消すことができます。
職場ではホワイトボードで作られた大型の月間予定表が設置されていることがありますが、普段使っている手帳と同じフォーマットのカレンダーは手帳で見慣れていることもあり、感覚的にスケジュールを把握しやすいのが特徴です。さらにオフィスに置くような大型のボードよりも安価で導入しやすい。サイズも個人で使える卓上タイプから雑誌ほどのミディアムサイズ、複数人が書き込める大きめのフルサイズと3サイズもそろっています。
フルサイズとミディアムサイズにはマグネットバーが付属しているので、カレンダーの上部にマグネットバーを貼り付けて、付属のホワイトボード用マーカーを付けることができます。ちょっとしたメモをマグネットで貼っておくこともできますね。
1分1秒も無駄にしたくないクリエイティブな皆さん、意外にもアナログなカレンダーがスケジュール管理をスムーズにしてくれるかもしれませんよ。
【ご紹介したアイテム詳細はこちら】
ほぼ日「ほぼ日ホワイトボードカレンダー 2023」
※記事の情報は2023年1月10日時点のものです。
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【PROFILE】
菅未里(かん・みさと)
文具ソムリエール。
文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。
国内外で商品や売り場の企画・監修、各種メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。日経MJなど連載多数。
著書に『私の好きな 文房具の秘密』(エイ出版社)、『仕事を効率化する ビジネス文具』(ポプラ社)、『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)、『文具に恋して。』(洋泉社)がある。
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