プロジェクトの進捗管理は「ガントチャートダイアリー」で

【連載】創造する人に役立つ文房具

菅 未里

プロジェクトの進捗管理は「ガントチャートダイアリー」で

1月が始まり、既に手帳を買ったという方は「なんだ手帳か」と思うかもしれません。しかし、手帳は合うものが見つかれば途中から乗り換えてもいいのです。まだ手帳に悩んでいる方、今の手帳が合わないかもと思っている方は、ぜひ1年の早い段階で手帳の乗り換えを考えてみてください。今回は多くのプロジェクトを抱えるクリエイティブな皆さんにおすすめの「ガントチャートダイアリー」を紹介します。

意外に使いやすいA4サイズ

スケジュール管理のための手帳は持ち運びしやすいA5サイズをイメージされる方が多いでしょう。一般的な手帳の大きさとして多く流通しているサイズです。


LACONICの「ガントチャート・マンスリー」はA4サイズとA5サイズの2種類展開。デスクに置いておく方にはA4サイズの大きめが便利。持ち運ぶ方にはA5サイズがおすすめです。


A4サイズのダイアリーは馴染みがない方も多く、はじめは大きさに驚くかもしれません。しかし、会社で使うコピー用紙の多くはA4サイズ。実はA4も馴染みがあるサイズなんです。


デスクに置くと意外に浮くことなく、書き込むスペースもたっぷりとれて使い勝手がいいサイズです。




ひと目で4ヶ月を見通せるマンスリーページ

魅力は長期的なスケジュールを見られるフォーマット。見開きで4ヶ月を一度に見られます(A4、A5ともに同じ仕様)。


LACONICの「ガントチャート・マンスリー」


普段スケジュールを入れすぎてしまう方は目の前の1ヶ月に集中し、その先が後回しになっているのかもしれません。ひと目で先の予定まで見渡せる手帳にすれば、スケジュールを入れすぎてしまうことなく余裕を持って仕事に取り組めますよ。


1月に入っているので、昨年の12月分が無駄になってしまうと思いませんでしたか。


あえて12月分を今書き込んでみてください。1月に入ってから12月分を書き込むことで年末の1ヶ月間、どの時期に仕事が立て込んでいたのか、それはなぜなのか、振り返ることができます。


また、12月分を書き込む際にこれから使うペンと手帳の相性も確認できます。あえて1月に12月分を書き込むことで、今後の使い方と、手帳と合わせて使う筆記具を考えることができるのです。




横一列に並ぶ日付で仕事の残り日数を把握

1ヶ月のスケジュールは日付の数字が横一列に並び、1ヶ月の残りの日数が視覚的にわかりやすくなっています。


LACONICの「ガントチャート・マンスリー」


見開きの左端にタイトルが書ける横長のスペースがあり、日曜日と祝日は背景色が赤くなっています。1週間の区切りもわかりやすいですね。


LACONICの「ガントチャート・マンスリー」


横に長いマンスリーなので書き込むには定規が必要になりそうですが、実はこちらのダイアリーは定規つき。


ダイアリーの内側にA4サイズには19cm、A5サイズには14cmの定規がついています。定規にはプロジェクトの残り日数がわかりやすくなる日数の目盛りもついています。手帳の表紙の内側にあるポケットにおさまる薄さで、コンパクトな定規です。


LACONICの「ガントチャート・マンスリー」




ガントチャートダイアリーと合わせて使いたい文房具

こちらのダイアリーはややクリームがかった目に優しい紙色なので、PLUSのクリーム色の修正テープ「クリームテープ」がおすすめ。


PLUS「ホワイパープチ〈クリームテープ〉」


クリーム色の手帳に一般的な白い色の修正テープを使うと、修正した場所がかえって目立つので苦手だという方もいますよね。クリームテープは手帳の色と馴染むので消したあとが目立ちません。


PLUS「ホワイパープチ〈クリームテープ〉」




1月は手帳のおためし期間

ダイアリーは年内に決めるものと思っていませんか。いつも使っている手帳も生活の変化で使いづらくなっていることがあります。使いづらいと思いつつ、1度買ったものがもったいないからと相性がよくない手帳を使い続けるのも不便です。


1月は手帳のおためし期間と思って気楽に乗り換えを検討しましょう。日本は手帳の種類が多いのできっと相性のよい手帳が見つかりますよ。



【ご紹介したアイテム詳細はこちら】

LACONIC「A4ガントチャート・マンスリー」

LACONIC「A5ガントチャート・マンスリー」

PLUS「ホワイパープチ〈クリームテープ〉」


※記事の情報は2024年1月9日時点のものです。

  • プロフィール画像 菅 未里

    【PROFILE】

    菅未里(かん・みさと)

    文具ソムリエール。
    文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。
    国内外で商品や売り場の企画・監修、各種メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。日経MJなど連載多数。

    著書に『私の好きな 文房具の秘密』(エイ出版社)、『仕事を効率化する ビジネス文具』(ポプラ社)、『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)、『文具に恋して。』(洋泉社)がある。

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