【連載】創造する人に役立つ文房具
2020.01.14
菅 未里
メモへのこだわりを忘れずに
幼少期、モノを書くことを覚え始めた頃からずっと身近にあるペンやノート、消しゴムなどの文房具。いま改めてその世界を覗きこめば、使い心地、デザイン、遊び心やユニークさなど、驚くほど多様なアイテムがあり、進化をとげていました。「創造する人に役立つ文房具」はその中でも、使うことでクリエイティブな気持ちになれるようなアイテムを、文具ソムリエール菅未里さんにご紹介いただきます。
メモを持ち歩いていますか? アイデアが浮かんだときにさっと記録でき、文章はもちろん、図形や絵も簡単に描けるのが紙のメモです。デジタル機器全盛の今も、即応性や使い方の多様性では、メモの右に出るアイテムはありません。
ただ、ないがしろにされがちなのもメモです。ノートや手帳にこだわる方も、メモは適当なものですませがち。しかし、とっさのときにまず書きつけるのは、やはりメモ。もう少しこだわってみませんか?
小型化したシステム手帳
今回ご紹介するのは、メーカーによると「未来を計画する人や変化を生み出す人を表す言葉」である「PLOTTER」をブランド名としたPLOTTERの「ミニ」です。これはいわゆるシステム手帳です。
1980年代の第一次ブームに続いて、第二次ブームの真っ最中であるシステム手帳ですが、第一次ブームと異なるのは、小型化したことです。かつてはバイブルサイズが一般的でしたが、今はポケットにもはいるほどの大きさの「マイクロファイブ」と呼ばれる小型で5穴のタイプが流行っています。さらには、「ミニ6」と呼ばれる、マイクロファイブよりやや大きめの6穴のモデルも流行の兆しがあります。
このくらい小さいと、ポケットに入れておいても邪魔になりません。ノートや手帳とは別に携帯し、頭に浮かんだアイデアを書き留めるのにはぴったりではないでしょうか。
自分だけのメモを!
小さいだけのメモは他にもたくさんありますが、PLOTTER・ミニは、リフィルが単体でメモとして使える機能性を備えているのが特徴です。また綺麗に180°開くため書きやすいですし、ページも一枚一枚切り取りやすくなっています。
「リスシオ」と呼ばれる高級感溢れる牛革と、真鍮にメッキを施した背も特徴です。牛革も真鍮も使うにつれ味が出てきますから、唯一無二のメモになるでしょう。あなたも自分だけのメモを、持ち歩いてみませんか?
【ご紹介したアイテム詳細はこちら】
PLOTTERレザーバインダー
※記事の情報は2020年1月14日時点のものです。
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【PROFILE】
菅未里(かん・みさと)
文具ソムリエール。
文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。
国内外で商品や売り場の企画・監修、各種メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。日経MJなど連載多数。
著書に『私の好きな 文房具の秘密』(エイ出版社)、『仕事を効率化する ビジネス文具』(ポプラ社)、『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)、『文具に恋して。』(洋泉社)がある。
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