必要なものを"狩りにいく"という気持ちを

12月は占星術的にいうと"射手座"の季節といえますが、射手座とは探究、旅（外国）、リゾートなどを暗示するサインで、アクティブに活動したり、積極的に好奇心を満たしていく要素を持つとされます。射手座の部屋に太陽がやってくる今月の開運要素、高めたい要素とはまさに上述のようなキーワードであり、行くべき場所もこれらのエッセンスを感じる場所となっています。

例えばですが、外国的な街並みを随所に施した場所であったり、外国の街並みに似せてつくられた場所であったり、大学や専門学校、博物館や美術館、イベントでいうならセミナーなども射手座的なものといえるでしょう。

そして、リゾートというと夏場のヴァカンスで訪れるビーチやシーサイドを想起しがちですが、今の時季らしく山荘やロッジで過ごしたり、極上のパウダースノーが楽しめるウィンタースポーツのメッカなどに行くことも、これに該当するのではと思います。

射手座とは"狩人"のメタファー。そのため、今月は自分が求めるものに真剣に向き合い、必要なものを"狩りにいく"という気持ちで過ごしていただくと、欲しいもの、行きたいところ、やりたいことが本当にあなたの中に浮上したり、あなたのもとに引き寄せられたりするのではないでしょうか。

ニセコ

https://www.niseko-ta.jp/

（写真提供：ニセコビレッジ）

今、日本の中で最も"外国を感じられる場所"として名高い北海道、ニセコ。外資系ラグジュアリーホテルが林立し、海外のウィンタースポーツラバーや夏の間の避暑を目的に大勢の外国人が訪れることから、ホテルや街中ではいつしか日本語よりも外国語のほうを耳にすることが多くなったとか。

そんなインターナショナルな雰囲気を感じられるのは、おそらくここだけでしょうし、そうした環境でスキーやスノーボードなど、ニセコが誇る極上のパウダースノーを堪能したなら、完全に日本ではないどこかに来たような気分に浸れ、気分も開放的になったり、ひとときの"外国ステイ気分"を得られたりするのではないでしょうか？

もちろんディナーやランチには地元でとれたジビエや北海道のエネルギーが凝縮された大地の恵みを頂いて、しっかりとパワーチャージを。

インターコンチネンタル横浜Pier 8

https://www.icyokohama-pier8.com/

インターコンチネンタル横浜Pier 8客室（写真提供：同ホテル）

横浜が港町として栄えたのは誰もが知りうるところでしょう。そして港町らしい旅情を掻き立てるものが多く存在するのも横浜のいいところです。

2019年に開業した「インターコンチネンタル横浜Pier 8（ピアエイト）」は、埠頭の上に建つロケーションがまるで海の上につくられたホテルのよう。部屋からは海と港町らしい横浜のビューが楽しめて、そして客船風にスタイリングされたインテリアも相まって、まるで長期航路で横浜に停泊した豪華客船にいるようなステイを満喫できるのが、このホテルのユニークなところです。

仕事や色々な事情でいきなり長期航路や豪華客船は無理だとしても、まずは国内、それも陸続きの"クルーズライクステイ"から、自分の中の"旅スイッチ"を入れていくのもいいかもしれませんね。

せんだいメディアテーク

https://www.smt.jp/

（写真提供：せんだいメディアテーク）

日本を代表する建築家の一人、伊東豊雄（いとう・とよお）氏。「建築界のノーベル賞」と称されるプリツカー賞を受賞した伊東氏の代表作の一つともいえるこの建築は、杜の都・仙台において、その特徴的な見た目や構造から一際大きな存在感を放っています。

既存の建物の工法に対するアンチテーゼ、新しい手法を採り入れたこの施設はシンプルに見えて実は非常に挑戦的なもので、この建物のつくり方は前例のない画期的なものとして世界から評価され、結果、プリツカー賞の受賞という形で伊東氏の探究結果が報われることとなりました。

また、図書館、イベントスペース、ギャラリーなどを備える施設の在り方や文化的かつ市民のアゴラ*的な存在となっていることも、今月のテーマの冒険・探究・学びといったところと合致するので、お近くの方はぜひ"斬新＆チャレンジング"なバイブスを浴びに、ふらり訪れてみるのはいかがでしょうか。

*アゴラ：古代ギリシャ語で「人の集まるところ」を意味し、都市国家（ポリス）の中心となる公共広場を指す。

※記事の情報は2024年12月2日時点のものです。