
【連載】食べて、学んで、楽しめる!道の駅
2026.02.10
守屋之克
ドッグランにご当地グルメや充実施設! 愛犬との旅が10倍楽しくなる道の駅5選
連載「食べて、学んで、楽しめる!道の駅」第9回のテーマは、愛犬との旅やドライブで連れて行ってあげたいドッグラン。道の駅キュレーターの守屋之克(もりや・ゆきかつ)さんに、ドッグランだけでなくご当地グルメや充実した施設を満喫できる、5つの道の駅を教えていただきました。
写真:守屋 之克
飼い主も愛犬も大満足の道の駅
実は、道の駅と"愛犬旅"は相性が抜群ということをご存知でしたか? 長距離ドライブの途中でひと息つけて、産地直売所で旬の野菜や焼きたてパンを買って、外のベンチで一緒に休憩。季節の風を感じながら、愛犬が尻尾をふって歩くだけで、旅が一層楽しくなります。しかもドッグランがある道の駅なら、愛犬も思い切り走れて、短時間でも「ここに寄ってよかった」と心から思える体験になります。
今回は、ルートに組み込みやすく、寄り道ではなく旅やドライブの目的地として楽しみたくなる、ドッグランを併設した道の駅を5カ所セレクトしました。もちろん飼い主も満足できる充実施設を選んだので、ぜひ愛犬との旅の参考にしてみてください。
目次
- 道の駅 グランテラス筑西(茨城県筑西市)|ウッドチップ敷きで足元も安心
- 道の駅 うつのみや ろまんちっく村(栃木県宇都宮市)|広々したランに加え施設内でトリミングも可能
- 道の駅 富士吉田(山梨県富士吉田市)|雄大な富士山を借景にのびのびラン
- 道の駅 丹後王国「食のみやこ」(京都府京丹後市)|西日本最大級の規模を誇る広々ドッグラン
- 道の駅 四季の郷公園(和歌山県和歌山市)|里山公園型の道の駅でのんびり散歩も楽しめる
ルールやマナーを守って愛犬とともに楽しもう!
1.道の駅 グランテラス筑西(茨城県筑西市)|ウッドチップ敷きで足元も安心
ドッグランは中・大型犬と小型犬専用の2つのエリアに分かれている(写真提供:道の駅 グランテラス筑西)
国道50号沿いにあり、2019年のオープン以来、北関東エリアで大きな注目を集め続ける複合型の「道の駅 グランテラス筑西」。約4.8ヘクタールの敷地に、パティスリーやベーカリー、レストランなどのグルメスポット、芝生広場や遊具、本格的スラックラインといった遊び場が凝縮されており、休憩のみならず、のんびりと滞在できます。
ドッグランは利用料1頭200円で、総合案内所で狂犬病とワクチンの証明書を提示して受付します。ウッドチップが敷き詰められており、冬の朝、霜が溶けてぬかるんだ土で泥だらけにならない点が助かります。開放的なスペースなので名峰・筑波山を望みながら楽しめます。
広々とした芝生広場の周りにはテラス席もあり、愛犬と一緒にくつろげる
ベーカリーの人気メニューは、たっぷりのバターを包んでじっくりと焼き上げた「塩堅焼きバター」
ドッグランで思い切り走った後は、愛犬も一緒にくつろげるテラス席でクールダウン。北海道を中心に茨城県や埼玉県で店舗展開するコンビニ「セイコーマート」、スターバックス、ベーカリーなどもあるので飲み物を買って一息つきましょう。館内では茨城のブランドいちご「いばらキッス」など、地場で採れた旬の果物や野菜も販売されるほか、ご当地ラーメンの下館ラーメンも味わえます。家族全員で楽しめる施設が満載です。
ドッグランデータ
営業時間:9:00~17:00(受付16:00まで)
定休日:第3水曜
利用料:1頭につき200円
【会員、利用登録】必要
【予約】不要
【犬鑑札の提示】必要
【狂犬病予防接種済みの証明】必要
【ワクチン接種済みの証明】必要
【おやつの持ち込み】不可
【おもちゃの使用】可
【施設備考】小型犬専用エリア・中大型犬専用エリア
2.道の駅 うつのみや ろまんちっく村(栃木県宇都宮市)|広々したランに加え施設内でトリミングも可能
小型犬専用とフリーエリアに分かれたドッグラン。道の駅内はリード着用で指定エリアを散歩できる(写真提供:道の駅 うつのみや ろまんちっく村)
「道の駅 うつのみや ろまんちっく村」は、里山の自然に囲まれた約46ヘクタールという広大な敷地を有する道の駅。「里のエリア」にあるドッグランでは、芝生や土の地面で思い切り走らせることができます。ドッグランのまわりには散歩道が延びていて、田畑や果樹園を眺めながら愛犬とともに歩けば、ドライブの良い気分転換になりそう。また、「集落のエリア」には小型犬専用のドッグランも設置しているので、愛犬が小さくても安心して遊ばせることができます。
園内にはトリミングや一時預かり、ホテル機能を備えた施設「わんわんカーム」もあるのもうれしいポイント。道の駅にこういった施設があるのは非常に珍しいので、遊びに行きがてらカットを利用してみるのもいいかもしれません。
広大な敷地内にさまざまな機能を詰め込んだ道の駅には、温泉施設や宿泊施設もある(写真提供:道の駅 うつのみや ろまんちっく村)
日帰り入浴施設の「湯処あぐり」の露天風呂では、鞍掛山、赤岩山などの山並みを眺めながら湯浴みを楽しめる(写真提供:道の駅 うつのみや ろまんちっく村)
たっぷり遊んだ後は、ブルワリー併設のレストランで料理を味わったり、肌がスベスベになるアルカリ性単純温泉の天然温泉でくつろいだり、多彩な過ごし方を楽しめます。「午前は愛犬とアクティブに、午後はゆっくり温泉と食事」という組み合わせも楽しめる一日満喫型の道の駅です。
ドッグランデータ
営業時間:9:00~18:00(11~2月は~17:00)
定休日:第2火曜
利用料:無料
【会員、利用登録】不要
【予約】不要
【犬鑑札の提示】不要
【狂犬病予防接種済みの証明】必要
【ワクチン接種済みの証明】必要
【おやつの持ち込み】不可
【おもちゃの使用】不可
【施設備考】小型犬専用エリア・中大型犬専用エリア・トリミング・一時預かり・ペットホテル
3.道の駅 富士吉田(山梨県富士吉田市)|雄大な富士山を借景にのびのびラン
芝生敷きの広々としたドッグラン。晴れた日の眺望が素晴らしい(写真提供:一般財団法人ふじよしだ観光振興サービス)
富士山麓の「道の駅 富士吉田」は、富士山を正面に望むロケーションが最大の魅力です。芝生敷きのドッグランは小型犬エリアと大型犬エリアに分かれ、24時間無料開放されています。ただし、夏は涼しい反面、冬は体の芯まで冷える寒さです。天気の良い昼間に短時間でもしっかり走らせてあげるといいでしょう。
軽食コーナーでは、富士吉田の郷土料理として知られる「吉田のうどん」がおすすめです。噛むほどに小麦の風味が広がる、強烈なコシが特徴の麺は食べごたえ抜群です。また、ここは富士山の湧水が無料で汲める水汲み場があるのもポイント。空のペットボトルや水筒を持参すれば、愛犬にもおいしい富士の名水を飲ませてあげられます。
物産館には、富士山麓の高原野菜のほか、お土産も豊富にそろう
「富士山レーダードーム館」では、風×映像×音でご来光やブリザードを体感できる「富士山頂寒さ体験」も楽しめる
ほかにも、富士山の天然水で仕込む地ビールを楽しめるレストランやアウトドアショップのモンベルの店舗、富士山レーダードーム館なども隣接しており、富士五湖周遊のドライブ途中にも立ち寄りやすい立地です。
ドッグランデータ
営業時間:24時間
定休日:なし
利用料:無料
【会員、利用登録】不要
【予約】不要
【犬鑑札の提示】不要
【狂犬病予防接種済みの証明】不要
【ワクチン接種済みの証明】不要
【おやつの持ち込み】可
【おもちゃの使用】可
【施設備考】小型犬専用エリア・大型犬専用エリア
4.道の駅 丹後王国「食のみやこ」(京都府京丹後市)|西日本最大級の規模を誇る広々ドッグラン
自然の地形をそのままに活かしたレイアウトに、愛犬も大はしゃぎ(写真提供:道の駅 丹後王国「食のみやこ」)
甲子園球場約8個分というスケールを誇る「道の駅 丹後王国『食のみやこ』」は、食と体験がテーマの大型道の駅です。山の斜面をそのまま活かした天然芝のドッグランは、約2,300㎡という西日本最大級の広さを有し、フリーと小型犬専用の2エリアを用意。上り下りを繰り返しながらしっかり体を動かせるので、愛犬も大喜び間違いなし。利用料は1頭500円で、狂犬病予防接種の証明書などが必要です。
広大な敷地内にご当地食材を味わえる飲食店が並ぶまさに「食のみやこ」
クラフトビールやソーセージの工房など、グルメスポットも豊富にそろう
園内には愛犬同伴で入店できる飲食店が複数あり、店内やテラス席で一緒にのんびり食事を楽しめるほか、愛犬と入店できるベーカリーではドッグフードも販売しています。羊やうさぎなどと触れ合える小さな動物園、収穫体験農園、芝生広場、宿泊施設といったスポットが充実しており、一日滞在を楽しみたくなる愛犬との遠出にぴったりの道の駅です。
ドッグランデータ
営業時間:9:30〜16:30
定休日:火曜
利用料:1頭につき500円
【会員、利用登録】必要
【予約】不要
【犬鑑札の提示】必要
【狂犬病予防接種済みの証明】必要
【ワクチン接種済みの証明】不要
【おやつの持ち込み】不可
【おもちゃの使用】可(混雑時は不可)
【施設備考】小型犬専用エリア・フリーエリア
5.道の駅 四季の郷公園(和歌山県和歌山市)|里山公園型の道の駅でのんびり散歩も楽しめる
ドッグパークには滑り台やトンネルなどの専用の遊具も設置(写真提供:道の駅 四季の郷公園)
旧農業公園を活かした「道の駅 四季の郷公園」は、里山公園型の道の駅です。「Be Wild.野生を楽しもう」をコンセプトに、火・水・木・土・炎をテーマにした、自然と食を楽しむ5つのエリアで構成されています。ドッグパークは竹林と丘を背景にした開放的なロケーションで、自然の地形を生かしたつくりが魅力です。
また、エントランスから続く「さとの道」はペット同伴できる散歩道となっており、ドッグパークに着くまでのウォーミングアップにも、遊んだ後のクールダウンにも使えます。農産物を販売する「水の市場」では、みかんや梅製品に加えてペット用おやつも販売しています。テラス席で愛犬とくつろげるカフェもあるので、散歩の途中で一息つくのもいいですね。
農産物や加工品など和歌山の名物がそろう「水の市場」
手ぶらで楽しめるBBQエリアは愛犬も一緒に楽しめる
園内には2026年3月1日まで期間限定で屋外アイススケートリンク「AOZORA ICE PARK」が登場。道の駅にアイススケートリンクが併設するケースは非常に珍しく、滑る人を横目に愛犬と散歩するという、この季節ならではの光景が広がります。それぞれ組み合わせれば、一日いても飽きない構成です。
ドッグランデータ
営業時間:10:00〜17:00(土、日曜・祝日9:00〜)
定休日:なし
利用料:無料
【会員、利用登録】不要
【予約】不要
【犬鑑札の提示】不要
【狂犬病予防接種済みの証明】不要
【ワクチン接種済みの証明】不要
【おやつの持ち込み】可
【おもちゃの使用】可
【施設備考】小型犬専用エリア・中大型犬専用エリア
ドッグランは、みんなで共有する場所です。鑑札・各種接種証明の提示や、持ち込み禁止(おやつ・おもちゃ)など、施設ごとのルールを守って気持ちよく利用しましょう。また、ドッグラン以外のエリアでは必ずリードを着用し、道の駅ごとのルールを守りながら愛犬と一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
※記事の情報は2026年2月10日時点のものです。
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【PROFILE】
守屋之克(もりや・ゆきかつ)
道の駅キュレーター。地図会社ゼンリン発行の「道の駅旅案内全国地図」の編集長を2006年から2021年まで務め、全国の道の駅の特色や魅力を発信。誌面の編集だけに飽き足らず、プライベートでも愛車の軽キャンピングカーで現地に足を運ぶ。2022年に独立。「道の駅キュレーター」と名乗り、道の駅の専門家としてテレビ、ラジオなど多数のメディアに出演。念願だった全駅走破も果たし、その数は1200駅を超える。
■X(旧Twitter):https://x.com/moriyayukikatsu
■YouTube: https://www.youtube.com/channel/UC5dzBUllIgFMBHVZMn607gQ (道の駅兄弟)
■Stand FM:https://stand.fm/channels/61f11851299c4d500504ac1e (道の駅 for the Day)
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