【連載】創造する人のためのプレイリスト
2021.11.16
ミュージック・リスニング・マシーン:シブヤモトマチ
心浮き立つ! シャッフル名曲選
ゼロから何かを生み出す「創造」は、産みの苦しみを伴います。いままでの常識やセオリーを超えた発想や閃きを得るためには助けも必要。多くの人にとって、創造性を刺激してくれるものといえば、その筆頭は「音楽」ではないでしょうか。「創造する人のためのプレイリスト」は、いつのまにかクリエイティブな気持ちになるような音楽を気鋭の音楽ライターがリレー方式でリコメンドするコーナーです。
好きなリズムは? と聞かれたらどう答えるでしょう。
私の場合は、子供の頃から好きになる曲には共通した特徴があることに気づいていました。それは、「タタタ、タタタ」という3連符の2番目の音を抜いた「タッタタッタ」というハネ系のリズムパターンが入っていることです。こうしたリズムはシャッフル(shuffle)と呼ばれますが、このシャッフルを聴くと、なぜか心はウキウキ、指先で体のいろいろな部位を叩き出し、右足はバスドラムの仮想ペダルを踏み始めてしまうのです(あぶないオジさん)。
つまり、気に入ったリズムを聴くと人は動き出し、何らかの活動を始める。いいノリは人の気持ちを盛り上げる「創造のスイッチ」になるはず。今回は、その1つの例としてシャッフルやハーフタイム・シャッフルと呼ばれる心浮き立つリズムに注目し、懐かしい名曲から最近の曲まで多めに取り上げてみます。あなたのスイッチをONにするリズムを見つけるヒントになれば幸いです。
第1章 シャッフルの誘惑
1.スパイラル・ステアケース「モア・トゥデイ・ザン・イエスタデイ」
まずはシャッフルのリズムを感じる往年の名曲をいくつか聴いていきましょう。最初は、米国の5人組ポップ・ロック・グループ、スパイラル・ステアケース(Spiral Starecase)の1969年のヒット曲。明るく伸びやかなボーカルが「昨日より今日の方がもっと君を愛している」と、恋する歓びや心のときめきを弾むようなシャッフルのリズムにのせて歌い上げます。リリースから50年以上経っても色あせない名曲です。
【シャッフルとは?】
シャッフル*1は、基本的には3連符の真ん中の音を休符にしたものを最小単位とするリズムパターンとされています。ブルースやカントリー、ロカビリー、ロックなどのジャンルによく登場しますが、「タッタタッタタッタ」の「タタッ」の部分に注目するとスキップや乗馬のギャロップにも似た弾むような印象があり、ハネたリズムを構成する重要な要素となります。基本的にはドラムで刻まれるリズムパターンですが、ベース、ピアノ、ギターなどでも演奏されます。リズム譜などで詳しく知りたい場合は、ドラムやリズムの専門家による教則本や動画などを参考にしてください。
*1 シャッフル(shuffle):「すり足で踊る」、あるいはshuffle one's feet(貧乏ゆすりをする)という用例のように、心がざわついて足や体をもぞもぞと動かすといった意味もあります。
2.ドナルド・フェイゲン「雨に歩けば」
ドナルド・フェイゲン(Donald Fagen)がスティーリー・ダン(Steely Dan)の活動停止後の1982年に発表した傑作ソロ・アルバム「ナイトフライ」(The Nightfly)。そのエンディングを飾るのがこの曲(原題:Walk Between Raindrops)です。アップテンポの4ビートシャッフルにオルガン、昔のミュージカル映画の小粋な雰囲気を再現するかのような軽快な曲です。私は当時、ちょうどジーン・ケリー(Gene Kelly)の映画「雨に唄えば」(原題:Singin' in the Rain)を名画座で観たこともあり、雨の中で軽やかにステップを踏む主人公を思い浮かべながらこの曲を聴いたことを思い出します。雨なのにウキウキと楽しい! そんな気分に4ビートシャッフルの弾むリズムがよくマッチします。その先に待つ明るい青空を期待し、雨を積極的に楽しもうとする曲自体のポジティブなメッセージが40年近く経った今も魅力的です。
3.B.J.トーマス「雨にぬれても」
よく似た邦題をもつ雨の名曲をもう1つ。「雨にぬれても」(Raindrops Keep Fallin' On My Head)は、不世出のシンガー、B.J.トーマス(B.J. Thomas)が1969年に放ったヒット曲。作詞ハル・デヴィッド(Hal David)、作曲バート・バカラック(Burt Bacharach)の黄金コンビによる作品です。ビルボードでは4週連続1位。元々はアメリカン・ニューシネマを代表する映画「明日に向かって撃て!」(原題:Butch Cassidy and the Sundance Kid)の挿入歌でした。西部劇らしく、ウクレレの音とシャッフルのリズムがパッカパッカとまるで馬に乗って移動するような軽妙な浮遊感を曲に与えています。バカラックのアレンジ、テンションノートを含む洒落た和音の展開が、現代的でエバーグリーンな魅力を放ち、数多くのカバー・バージョンを生んでいます。
バカラック作曲のシャッフルといえば、カーペンターズ(Carpenters)の「遙かなる影」(Close To You)なども思い浮かびますね。
4.カーペンターズ「遙かなる影」
5.ザ・ビートルズ「ゲッティング・ベター」
1967年の名盤「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)収録曲。一見、普通のエイトビートに聞こえますが、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)のベース音に注目してもらうと、シャッフルの跳ねるようなビートが分かると思います。
同じくこのアルバムに収められている「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」(With A Little Help From My Friends)や同時期の「ペニー・レイン」(Penny Lane)、次作「マジカル・ミステリー・ツアー」(Magical Mystery Tour)収録の「ユア・マザー・シュッド・ノウ」(Your Mother Should Know)など、特に中期ビートルズの楽曲にはシャッフルを用いた優れた作品が目立ちます。これは私の想像ですが、この時期にポールがピアノを使って作曲することが増えたこと、また、左右に弧を描くようにハイハットを叩き、フィルインに3連符を多用するリンゴ・スター(Ringo Starr)独特のドラミングも関係しているかと。このビートルズ(特にポール)のシャッフルを取り入れた数々の名曲が、後年さまざまなアーティストに影響を与えていきます。
6.シカゴ「いったい現実を把握している者はいるだろうか?」
結成から50年以上、今もなお活動を続けるブラス・ロック・バンド、シカゴ(Chicago)。その歴史は1969年リリースの1stアルバム「シカゴの軌跡」(The Chicago Transit Authority)のこの曲から始まりました。作者のロバート・ラム(Robert Lamm)によると、タイトル「Does Anybody Really Know What Time It Is?」は子供の頃に通った映画館の案内係がつぶやいた一言だそうで、ビートルズ風のシャッフルの曲を作ろうとしたときにこの印象的な言葉を思い出し、そこからアイデアをふくらませたといいます*2。軽快なシャッフルのリズムにのせて歌われるこの曲は、都市の風景や1969年という変革の時代の雰囲気をよく表しており、バンド初期の名曲の1つです。
*2 参考:SongfactsR Does Anybody Really Know What Time It Is? by Chicago
このほかにも、シャッフルを生かしたブルース・ロック・ポップスの名曲は数多くあります。ここに、曲名をいくつか挙げておきます。
・フレディ・キング(Freddie King)「ハイダウェイ」
・シュープリームス(The Supremes)「愛はどこへ行ったの」
・ディープ・パープル(Deep Purple)「ストレンジ・ウーマン」
・ジェフ・ベック(Jeff Beck)「フリーウェイ・ジャム」
・スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)「可愛いアイシャ」
・テリー・キャリアー(Terry Callier)「オーディナリー・ジョー」
・コモドアーズ(Commodores)「イージー」
・クイーン(QUEEN)「マイ・ベスト・フレンド」
・ティアーズ・フォー・フィアーズ(Tears For Fears)「ルール・ザ・ワールド」
・トーリ・エイモス(Tori Amos)「コーンフレーク・ガール」 他
また、日本のポップスにも、加山雄三「君といつまでも」、大滝詠一「君は天然色」、南佳孝「スローなブギにしてくれ」、松田聖子「SWEET MEMORIES」など、シャッフルのリズムを生かした名曲を数多く見つけることができます。この多さは、もちろん洋楽の影響もあると思いますが、盆踊りのお囃子(はやし)など日本の民謡(例:炭坑節)や、童謡(例:うさぎとかめ)、行進曲(例:栄冠は君に輝く[全国高等学校野球大会の歌])にも元々シャッフルのリズムをもった曲が多いことも興味深いです。3連のリズムやシャッフルは、五七五の音節にも合いますし。そういえば、「ドラえもん」のオープニングテーマもシャッフルですね。
そのほか、例えば南米ブラジルのミルトン・ナシメント(Milton Nascimento)、ロー・ボルジェス(Lo Borges)、イヴァン・リンス(Ivan Lins)といったアーティストの曲にもシャッフルのリズムが時折現れます。伝統的な南米のリズムを発展させたものという捉え方もできそうですが、この人たちが同世代のビートルズに大きく影響を受けたソングライターたちであることも特筆しておきたいと思います。
第2章 ハーフタイムの快感
シャッフルの発展形の1つにハーフタイム・シャッフルというリズムパターンがあります。その名の通り、1小節あたりのバックビート(アクセントが置かれる拍)の数を半分にすることで、逆にリズムを大きく倍にとるスタイルのシャッフルです。ゆったりとしたハーフタイムの流れの上でゴーストノート*3を多用した細かく小気味よい3連のリズムが刻まれ、より解像度の高いハネやノリが生まれます。
*3 ゴーストノート:譜面上では表記できないほど小さな音量で演奏される音符のこと。ゴーストノートを入れるポイントにより、多彩で細かなノリをつくることができる。
7.スティーリー・ダン「安らぎの家」
前述のドナルド・フェイゲンが盟友ウォルター・ベッカー(Walter Becker)らと組んでいた名ユニット、スティーリー・ダン。そのスティーリー・ダンが1977年に発表した傑作アルバム「彩(エイジャ)」(Aja)に納められた「安らぎの家」(Home At Last)は、名手バーナード・パーディー(Bernard Purdie)のドラミングが光るハーフタイム・シャッフルの代表曲ともいえる一曲です。大きく、ゆったりとレイドバックしたリズムの流れを循環させる小気味よい3連のキック、さらにハイハットの強弱のニュアンスやタメの効いたバックビート、そこにギターとベース、ピアノ、ホーンなどのリズムが複雑に絡み合い、多彩なノリを生み出しています。
このアルバム発売当時にロック少年だった私は、兄から聴かされたこのアルバムの洗練された演奏とアレンジに衝撃を受け、特にこの曲はカセットテープに録音して何度も繰り返し聴いて覚えたものでした。今もまったく色あせることのない歴史的名演だと思います。
8.スティーリー・ダン「バビロン・シスターズ」
ほかにもバーナード・パーディーは、"パーディー・シャッフル"とも呼ばれる名演奏を、同じくスティーリー・ダンの「バビロン・シスターズ」(Babylon Sisters:1980年)などでも聴かせてくれます。そして彼のハーフタイム・シャッフルの技は他のドラマーやミュージシャンに大きな影響を与え、それがあのトト(TOTO)のジェフ・ポーカロ(Jeff Porcaro)の名演「ロザーナ」(Rosanna)に結実していきます。
9.TOTO「ロザーナ」
これもまたハーフタイム・シャッフルの名演とされる1982年リリースの「ロザーナ」。ドラムはジェフ・ポーカロです。教則ビデオなどの彼の発言によると、「安らぎの家」のパーディーのシャッフルを聴いて衝撃を受け、そのテクニックを探ったのだそうです。この「ロザーナ」では、ボ・ディドリー・ビート*4を組み込んだバスドラムのキックのパターン、独特のタイム感とアクセントをもったバックビート、極めて細かく配置されたゴーストノートなどが組み合わさり、小気味よい3連のノリとニュアンスを生んでいます。この音楽的で歌心のあるドラミングは"ロザーナ・シャッフル"とも呼ばれ、ハーフタイム・シャッフルの代名詞の1つともなっています。特に曲のイントロから前半部のドラミングにその特徴がよく表れていると思います。
*4 ボ・ディドリー・ビート:ロックンロールのパイオニアの1人に挙げられるボ・ディドリー(Bo Diddley 1928~2008年)が、アフリカン~中南米起源の「クラーベ」というリズムを1955年に自らの「ボ・ディドリー」という曲に取り入れヒットしたことから、このリズムの代名詞となった。「タン、タン、タン、(ン)タンタン」という強力なビートは、数多くのアーティストたちが取り上げている。ジャングル・ビートとも呼ばれる。
10.リッキー・リー・ジョーンズ「恋するチャック」
フォークやジャズ、ブルースなどに色濃く影響された独特の音楽性を持ち、今もなお活動中の米国の女性シンガーソングライター、リッキー・リー・ジョーンズ(Rickie Lee Jones)。1979年、アルバム「浪漫」(原題:Rickie Lee Jones)でデビュー。同アルバムからシングルカットされた「恋するチャック」(Chuck E's in Love)は全米4位のヒットとなりました。マイケル・マクドナルド(Michael McDonald)、ドクター・ジョン(Dr. John)、ウィリー・ウィークス(Willie Weeks)その他腕利きのミュージシャンを揃えたアルバムですが、この曲のドラムはスティーヴ・ガッド(Steve Gadd)が叩いています。ハーフタイム・シャッフルのファンキーな演奏にのせて歌われる彼女のけだるいボーカルが印象的な1曲です。
最後に、そのほかのハーフタイムのフィールをもった曲をいくつか見ていきましょう。
11.レッド・ツェッペリン「フール・イン・ザ・レイン」
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)が1979年に発表した「イン・スルー・ジ・アウト・ドア」(In Through The Out Door)に収録。これもまたジェフ・ポーカロがハーフタイム・シャッフルを習得する上で影響を受けたという名曲です。故ジョン・ボーナム(John Bonham)がロックドラマーとして当時、技術もセンスもいかに頭抜けた存在だったかが分かります。
12.ジャミロクワイ「ヴァーチャル・インサニティ」
イギリスのクラブシーンから登場したアシッドジャズの代表格として1990年代後半に人気を博し、今も活動を続けるバンド、ジャミロクワイ(Jamiroquai)のヒット曲「ヴァーチャル・インサニティ」(Virtual Insanity)。動く部屋の中、ジェイ・ケイ(Jay Kay)が独特のステップで踊る印象的なミュージック・ビデオが話題になりました。16ビートの中に3連符のハーフタイム・シャッフルを織り込んだこの曲、キーボードが印象的です。
13.プレップ「チーペスト・フライト」
ここからは最近の曲を。ロンドンの4人組バンド、プレップ(PREP)の、2016年デビューEP「フューチャーズ」(Futures)収録曲「チーペスト・フライト」(Cheapest Flight)の"ロックダウン・バージョン"です。基本となるボ・ディドリー・ビートにのせて奏でられるゆったりとしたハーフタイム・シャッフルのグルーヴが気持ちいい現代シティー・ポップの佳曲です。
14.ネイト・スミス+キンフォーク2「アルティチュード(feat.ジョエル・ロス&マイケル・マヨ)」
本連載の中でコリー・ウォンの回(記事はこちら)でも紹介したドラマー、ネイト・スミス(Nate Smith)と彼のグループのキンフォーク(KINFOLK)による2作目のアルバム「シー・ザ・バーズ」(See The Birds)。その「Altitude (feat. Joel Ross & Michael Mayo)」です。ネイト・スミスのドラミングと達人たちの生み出すハーフタイムの粋なリズム・フィーリングに注目してほしいと思います。
15.ヴルフペック「サムシング(feat.バーナード・パーディー&テオ・カッツマン)」
おなじみのヴルフペック(Vulfpeck)がライブでザ・ビートルズの「サムシング」(Something)をカバーした演奏です。ゲストのドラムはハーフタイム・シャッフルの元祖バーナード・パーディー。レイドバックした雰囲気の中にも細かなハネ、グルーヴが表現され、さすがの演奏ですね。
もっともっと紹介したい曲がたくさんありますが、今回はこのへんで。こうしてまとめて聴いてみると、シャッフル、ハネ系のリズムはやはり楽しくて、心浮き立ちます。そして、細かなニュアンスを曲に与える重要な要素だということを感じます。私も今回の特集を機に、シャッフルやそのほかのリズムのことを、もっと深く知りたい、学びたいという気持ちが強くなりました。
さて、そろそろ年末。今年もありがとうございました。新しい年が皆様にとってよい1年となりますようにお祈りします。次回の「創造する人のためのプレイリスト」もお楽しみに。
※記事の情報は2021年11月16日時点のものです。
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【PROFILE】
シブヤモトマチ
クリエイティブ・ディレクター、コピーライター。ジャズ、南米、ロックなど音楽は何でも聴きますが、特に新譜に興味あり。音楽が好きな人と音楽の話をするとライフが少し回復します。
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