【連載】創造する人に役立つ文房具
2020.02.12
菅 未里
仕事道具はどう持ち運ぶ?
モノを書くことを覚え始めた幼少期からずっと身近にあるペンやノートなどの文房具。いま改めてその世界を覗きこめば、使い心地、デザイン、遊び心やユニークさなど、驚くほど多様なアイテムがあり、進化をとげていることに驚かされます。連載「創造する人に役立つ文房具」では、文具ソムリエール菅未里さんに、数ある文具のなかから「使うことでクリエイティブな気持ちになれるアイテム」をご紹介いただきます。
カフェなどで仕事をするノマドやリモートワークはすっかり一般化しました。社員ごとの決まった席を持たない企業も増えているといいます。
自由な働き方ですが、問題になるのは仕事道具の持ち運び。引き出しやペンスタンドに入れておけませんから、持ち歩かなければいけません。しかも、単に持ち運ぶだけではだめです。新しい仕事場(席)に到着したら直ちに仕事道具を取り出して、そこに小さなオフィスを作り上げなければいけませんから、使い勝手の良さが問われます。
「バッグインバッグ」は小さなオフィス
そんなビジネスパーソンを意識したのでしょう、バッグの中に入れる「バッグインバッグ」が増えています。頻繁に使うアイテムをバッグインバッグに入れておけば、すぐに取り出せるというわけです。
しかし今回紹介するバッグインバッグ「HINEMO スタンドポーチ」(リヒトラブ)の機能はそれだけではありません。L字型に自立するため、周囲と自分の仕事スペースを遮断する、ちょっとしたパーテーションとしても使えるのです。
バッグインバッグとしても優秀で、リバーシブルで、かつひっくり返した状態でもジッパーを綴じられるという凝った作りを採用しています。
オフィスの新しい机でもカフェでも、座ったらさっと取り出し、自分のスペースを作りましょう。多少騒がしい場所でも、高い創造力を発揮できるに違いありません。
【ご紹介したアイテム詳細はこちら】
リヒトラブ「HINEMO スタンドポーチ」
※記事の情報は2020年2月12日時点のものです。
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【PROFILE】
菅未里(かん・みさと)
文具ソムリエール。
文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。
国内外で商品や売り場の企画・監修、各種メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。日経MJなど連載多数。
著書に『私の好きな 文房具の秘密』(エイ出版社)、『仕事を効率化する ビジネス文具』(ポプラ社)、『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)、『文具に恋して。』(洋泉社)がある。
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