【連載】ひらめきが降りてくる!? 星読み係yujiのパワースポット便り
2025.02.04
yuji
「夢」のバイブスが高まる2月のパワースポット
星読み係、ヒーラー、フィールドワーカーのyujiさんから届く「パワースポット便り」。そこにいるだけでなにか心地よい"グッドバイブス"が感じられる場所、ひらめきやアイデアが湧いてきたり、クリエーティブな気持ちになれるような場所を教えていただきます。2月は夢を見て、大きなヴィジョンを空想し、起きることのなかった"未来B"を妄想するタイミング。そんなバイブスにぴったりなスポットを紹介します。
起きることのなかった"未来B"を具現化する"夢見"の月
占星術は非常に汎用性の高いツールで、仕事、金運、健康、セルフイメージ、人とのつながりなどなど、多種多様なことを観測することが可能です。そんなジャンルの幅の広さに定評があるリーディングメソッドである占星術には実は、"リアル世界にはないこと"を管轄する領域があることをご存知ですか?
リアルではない......とはいったものの、何がリアルで何が現実的ではないのか。それもまた線引きが難しい事象ではありますが、占星術は夢の世界とか霊の世界といったものも、宇宙のひとつ、地球のなかにある出来事・事象であると捉えていたりするのです。
今月はなんと、星々が上述のエリアに鎮座するタイミングです。まさに占星術が得意とする夢やロマンの世界の一角であり、このタイミングでは人々は大いに夢を見て、大それたヴィジョンを空想し、起きることのなかった"未来B"を妄想したりするとされます。
そして、今は運気が大きく動く激動期の真っ只中。そのため、今年の"夢見"の月はいつものそれとは少々流れが異なり、星の威はかなりの力で夢を引き寄せ、また、夢を具現化していくパワーを人々に授けたりもします。
実際、そういった星々の影響を受けて今月あたりから全く新しいことを始めたり、新天地に移住したり、全くのパラレルワールド的なことをスタートする人もいるかもしれません。でもそれはちゃんと"夢を夢のままにしない"というバイブスが届いているからこそ起きることなのでしょう。
今月を境に世界は大きくその様相を変えていくでしょう。夏から冬へと季節が変われば着ているものが変わるように、私たち自体も大きく"衣替え"、ひいてはマインドセットや世の中に対してのアティテュード(物事に対する考え方)を変えていくこととなります。
"人生2.0"と言ってもいいほどに人生航路が変わっていくのが今月の星回りですから、現実から夢の世界へダイブ! といってもいいほど大胆な変容劇が其処此処で起きたとしてもなんら不思議ではありません。
そして、この運気を生かす最高の方法とは実は"おとなしく流れに従う"ことです。ひらめきのままに"夢の世界の入り口"へと歩みを進める。
それは一見怖いことかもしれませんが、時代が大きく変わるときには一抹の勇気が必要なことぐらいはきっと誰もが分かっているはず。
大胆に大それたことを、勇気を出してやってみましょう。そうすればきっとあなたのロールチェンジ、レイル変更もきっとスムーズなものとなるはずです。
東京タロット美術館
https://www.tokyo-tarot-museum.art/
夢といえばすぐに浮かぶのは、やはり占いの世界。占いとは現実と夢のちょうど間にある"はざま"の存在。そんな不思議な存在の占いの一つにタロットがあります。
タロットは欧州に端を発する占術の一つで、統計的な要素を持つ命術(出生情報などから運命を導き出そうとする術)に比べ、偶発性が強く、右脳的な要素を強く帯びたものといえます。そういった特性は多くの作家や芸術家にとって格好の題材となったりもしました。アール・ヌーヴォーを代表するチェコ出身の画家、アルフォンス・ミュシャをはじめ、数多の作家、アーティストたちがタロットをモチーフにした絵を描いたり、その世界観を作品に取り込んだりしたのです。
そんなタロットをコレクションした美術館が東京は浅草橋にあります。タロットカードの輸入販売の老舗として知られるニチユー株式会社によって2021年に開かれたこちらの美術館が扱うのは、タロット、そしてその裏にある神話・寓話の世界。ここを訪れてタロットが持つ"はざま"の世界線に触れたのなら、きっとあなたにも豊かなインスピレーションや創造性がもたらされたり、タロットをひいて無意識の世界からのメッセージに耳を傾けたくなるのかもしれません。
森美術館
「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」展 2025年2月13日(木)~ 6月8日(日)
https://www.mori.art.museum/jp/
六本木ヒルズ森タワーの53階にある「森美術館」は、現代アートの中でも最先端のテクノロジーや新進気鋭のアーティストを扱うことが多いのが特徴です。2月13日から開催される「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」という企画展は、現在、日々の会話にも頻出するAI、そして日本が誇るもはやお家芸の一つともいえるビデオゲームやデジタルコンテンツをフィーチャーしたもの。
2025年の2月は夢・テクノロジー・最先端といったバイブスが世に満ちるときなので、今の星の流れに沿った、時流にぴったりなテーマ選定の妙にもこの美術館の"感度の良さ"を感じます。
また、ここが日本最高所(地上53階)にある美術館であることから、美術館の持つアーティスティックな空気感と高層階が帯びる高揚感がミックスされたバイブスを醸成。高層階へ向うエレベーターに入るときの演出も含め、ここでしか感じられない圧倒的な非日常感を感じることができるはずです。
丸福樓
2022年4月にオープンしたホテル「丸福樓(まるふくろう)」。かつて花街として賑わった京都市の「五条楽園」と呼ばれるエリアにあるこちらは、他のホテルとは一線を画したコンセプトを持つオンリーワンのスモールラグジュアリーホテルといえます。
このホテルが他と一線を画す理由はホテル自体のストーリーにあります。
ここ「丸福樓」は、日本を代表する企業の一つである任天堂の創業の地。そして、任天堂は"ゲーム"をはじめとするエンターテイメント業界の巨人であり、ゲームを通して世界に夢を届け続ける企業の筆頭格だといえましょう。
そのため、館内にはゲーム、花札をはじめ、任天堂の歴史やエピソードに基づくアートを展示した部屋なども存在し、任天堂の世界観と伝統が融合した、他ではみられない空間が広がります。
リノベーションされた旧本社社屋と安藤忠雄氏によって設計された新築棟は、現代らしいコンフォートとかつての面影を残すレガシーが見事に融合。唯一無二のバイブスを放っており、日本をゲーム・エンターテイメントの国たらしめた企業である任天堂の"元心臓部"で泊まるという、他では決して体験し得ないことがここではできてしまうのです。
ここで冬の休日を過ごしてみたならば、エポックメイキングな閃きがあなたにもやってくるかもしれませんよ。
なばなの里
https://www.nagashima-onsen.co.jp/nabana/
三重県桑名市長島町にある「なばなの里」は、国内有数の敷地面積となる花園「花ひろば」を持ち、冬季には国内最大級のイルミネーションを開催するなど、シリーズ累計60万部以上を売り上げたベストセラー「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」(詩歩著/三才ブックス)にも選出されている日本最大級のフラワーテーマパークです。
「なばなの里」はその広大な敷地の中に数百種のお花が咲き乱れ、四季折々のバイブスに包まれることができる場所です。2月は梅、3月は桜といったように、四季それぞれのお花が咲き、訪れる時期によってまるで異なる景色を楽しめるガーデンが「なばなの里」です。
2025年2月は開花・浄化といった意味が強いシーズンでもありますが、お見舞いなどでもお花が贈られることからもわかる通り、お花はとりわけ浄化作用の強い存在。癒しが必要な人、心やマインドを落ち着かせたい人ほど、"お花"からパワーをもらって、心身をリセットしてみるのはいかがでしょうか。
※記事の情報は2025年2月4日時点のものです。
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【PROFILE】
星読み係、ヒーラー、フィールドワーカー。香川県生まれ。毎日星読みを行い、星々からのメッセージをブログ、SNSにて発信している。著書に「『生き方のセンス』の磨き方/白・黒」(共著、ワニブックス)、「運命を変える『石』の処方箋」、「風の時代の未来予測」(講談社)、「日本」(光文社)など。
プロフィール写真:撮影/大坪尚人(講談社) photo/Naoto Otsubo ©︎Kodansha
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