何かが芽吹く暗示。「生まれ出る(いずる)」バイブスが高まる4月のパワースポット

【連載】ひらめきが降りてくる!? 星読み係yujiのパワースポット便り

yuji

何かが芽吹く暗示。「生まれ出る(いずる)」バイブスが高まる4月のパワースポット

星読み係、ヒーラー、フィールドワーカーのyujiさんから届く「パワースポット便り」。そこにいるだけでなにか心地よい"グッドバイブス"が感じられる場所、ひらめきやアイデアが湧いてきたり、クリエーティブな気持ちになれるような場所を教えていただきます。始まりの星座である牡羊座の部屋に太陽が座する4月は、新しい在り方やスタート、アイデアを後押ししてくれるパワースポットを紹介します。

ピュアな感性や感覚で動く軽さも大切

4月は始まりのシーズン。入学式、入園式、そして入社式。実際、今月は何かを新しく始めるとか、引っ越しなどをして新生活が始まるという人も多いのではないでしょうか。


星の世界で見ても、2025年の4月は星回りが織りなすパワーが相当パワフル! 始まりの星座である牡羊座の部屋に太陽が座するだけでなく、海王星という夢や幻想などを暗示する星も牡羊座に入室することから、新しい在り方、スタート、アイデアを強力に後押し! 何かを始めようとする人々へ、最大級のエールが届いているというわけです。


また、今季は何かが自分の中から生まれてくる、ニョキニョキと何かが芽吹く暗示が強い時季でもあります。そういったバイブスが漂う月のため、新しいフィーリング、新しい願いや"want"が自分の内側から芽吹いたりするかもしれません。


それはもしかすると、"えっ!?"ということや、"なんと......"というちょっと驚きを伴うことかもしれませんが、今は頭で考えるよりも心に正直になって、まるで小さい子どもが正誤のジャッジをあまり考慮しないように、 ピュアな感性や感覚を大事にしてみてください。


過剰にこの世界の、人間世界の理を押し付けるのではなく、どんな気持ちや心情が心に起きているのか、どんな願いが内側から出てくるのか......。自分の中から"生まれ出(いず)る"ものとその裏側にある真意みたいなものを感じてみる。ただ純粋な気持ちでそういった心の動きを観察する。そして、そちらに動きたい、舵を切りたいと思ったら、なんなら思い切って動いてみる。そういう軽さがこれからはとても大切になってくるように思います。




水天宮

https://www.suitengu.or.jp/


水天宮(写真提供:水天宮)


東京・日本橋蛎殻町にある「水天宮」は安産祈願で有名な神社で、ご祭神は万物創造の神「天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)」。こちらは主神である創造神の御神徳が"生み出すもの"であることから、子宝・安産祈願の社として知られていますが、起業家や心機一転のスタートを切る人にも応援のバイブスを授けてくれそうな神社でもあります。


「水天宮」という名称通り、水の気が満ちていますから、占星術や東洋占星術の五行で"水が多い"という人には特に相性がよい神社といえるはず!


境内には風や火の神様も祀られているので、参拝の際にはそちらも併せてお参りすることも忘れずに。一家、一族の弥栄と晴れやかなスタートを応援してくれるはずです。




幣立神宮

https://kumamoto.guide/spots/detail/11820


幣立神宮


熊本県は阿蘇に程近い山都町にひっそりと立つ神社「幣立(へいたて)神宮」。神社好きやスピリチュアルな方々が口を揃えて礼賛する場所ではありますが、一般の方の知名度はあまり高くない神社かもしれません。ただ、その分、清浄な気が保たれ、厳かな聖地といった印象を強く感じる神社だといえます。


ひっそりと立つとはいえ、たくさんの古木・巨木が聳(そび)える広大な鎮守の杜に囲まれ、悠久の歴史と神々の息吹を感じます。


ちなみに「幣立神宮」はここから人々が世界に散らばっていったという伝説を持つ神社でもあり、その証として毎年「五色神祭*1」が、5年ごとに大祭が行われているそうです。


始まりのバイブスが高まる4月。近くには高千穂や阿蘇もありますし、それらと併せて、世界のへそ、オリジン(の可能性がある)である場所を訪れてみるというのも、なにやら面白そうだとは思いませんか!?


*1 五色神祭:五大陸を象徴する人々の祖神(大祖先)に、人々が互いに認め合い、助け合って、共に栄えていく世界となるよう祈る儀式。




渋谷


渋谷


新しいものが生まれ出る場所と聞いて、渋谷エリアがパッと思い浮かんだ人も多いのではないでしょうか。新しいファッション・スタイル、新しいカルチャー・トレンドが生まれるところ。日本広しといえども、そんなタイトルを冠することができるのはきっと渋谷とあと1、2カ所あるくらいでしょう。


観光客が押し寄せるスクランブル交差点、屋上に上がれば絶景が拝める渋谷スクランブルスクエア、ファッションビル群にブランドショップが立ち並ぶMIYASHITA PARKエリアと、街中全てが目抜き通りともいえるのが、渋谷のすごいところ。


年がら年中お祭り騒ぎといった様相を持つ渋谷に渦巻くバイブスは、カオスそのものではありますが、そういった混沌こそ実は新しいものや面白いものが生まれる苗床であることは、繁栄やトレンドリーダーとしての街のキャラクターを見れば一目瞭然でしょう。"生まれ出る"バイブスが強い4月は渋谷の街の人波に身を任せ、流れが導くがままにショップを眺めたり、コーヒーショップホッピングをしたりするのもまた一興かもしれません。




愛知県と静岡県西部


徳川家康が1615(慶長20)年に築城した名古屋城徳川家康が1615(慶長20)年に築城した名古屋城


例えば、源頼朝が平家を滅亡させていなかったら......。例えば、徳川幕府が武家をまとめていなかったら......。


歴史に"たられば"はないのですが、そういった想像をした場合、今の日本の成り立ちにかなり大きな影響をもたらした土地というのは、やはり三英傑(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康)を産み、育んだ場所、愛知・静岡県西部エリアではないでしょうか。


始まりの場所といえるかどうかはわかりませんが、日本一の企業といっても過言ではないトヨタの本社がこちらに座していたりもするように、この場所は頂点を目指すバイブス、果てしなき成長を促す磁場があるように思います。


起業を考える人、なんらかの分野でトップを狙う人にとって、この地にある神社、古刹、城跡(現存しているお城も)などは、そういった成長のパワーにあやかれる場所であり、成長祈願のマストヴィジットプレイスといえるのではないでしょうか。




天空の森

https://tenku-jp.com/


天空の森©深尾大樹(日本デザインセンター)


鹿児島県は霧島エリアにある「天空の森」は、その稀有なつくりから旅行誌やムックのホテル特集などで必ずといっていいほどに見かける、九州が誇るディスティネーションホテルのひとつです。


オーナーである田島健夫氏がおよそ30年かけてつくり上げてきた(現在も進化中)「天空の森」は、東京ドーム約13個におよぶ広大な土地に、温泉付きのヴィラが5棟のみという非常に贅沢なつくりをしたラグジュアリーリゾートで、チェックインを済ませば、あとはもう近隣を気にすることのない完全なプライベート空間となります。


「ドレスコードは裸」とホームページに記されていますが、周りの誰の目も気にすることなく露天風呂に浸かったり、山を眺めたりしていると、日々の疲れや都会の喧騒などを思い出すことすらなくなるはず。


山野で人々が過ごしていた時はこんな景色が周りには広がっていたのかな、などと遥か昔の人々の生活に思いを馳せてみたりするのもここだからできること。地産地消の食事や、この山で生まれ育って家具や装飾品へと生まれ変わった木々に触れていると、自然への回帰を感じたり、母なる地球への感謝が湧き上がってくるかもしれません。


※記事の情報は2025年4月1日時点のものです。

  • プロフィール画像 yuji

    【PROFILE】

    星読み係、ヒーラー、フィールドワーカー。香川県生まれ。毎日星読みを行い、星々からのメッセージをブログ、SNSにて発信している。著書に「『生き方のセンス』の磨き方/白・黒」(共著、ワニブックス)、「運命を変える『石』の処方箋」、「風の時代の未来予測」(講談社)、「日本」(光文社)など。

    プロフィール写真:撮影/大坪尚人(講談社) photo/Naoto Otsubo ©︎Kodansha

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