【連載】ひらめきが降りてくる!? 星読み係yujiのパワースポット便り
2025.03.03
yuji
芸術・クリエーション。右脳的バイブスに満ちた3月のパワースポット
星読み係、ヒーラー、フィールドワーカーのyujiさんから届く「パワースポット便り」。そこにいるだけでなにか心地よい"グッドバイブス"が感じられる場所、ひらめきやアイデアが湧いてきたり、クリエーティブな気持ちになれるような場所を教えていただきます。魚座のシーズンとなる3月は、「アート&クリエーション」にフォーカスし、右脳的バイブスを刺激するスポットを紹介します。
感性を高め、芸術性を磨き、美的感覚を研ぎ澄ます月
3月は魚座のシーズン。魚座は占星術の世界ではアート、クリエーション、感性、癒しや浄化を司るとされるサインです。魚座の力は上記のみならず、始まりや終わり、カオスや混沌を表すともされます。今年の3月のそれは"私たち全員が感性を持つ存在であり、クリエーターでありアーティストである"ことを思い出させるような星回りになっているため、今回はあえて「アート&クリエーション」というところにアンダーラインを引かせていただき、そちらにフォーカスした内容をお届けします。
最近はAIが凄まじい勢いで生活に組み込まれてきたり、お仕事に導入されたりしていますが、とはいっても、感性の領域はいまだに人間の専売特許ではないでしょうか。逆を言えば、その点がAIと人を分ける境界なわけですから、つまり、これから人はどんどん感性を研ぎ澄ましたり、感性から生まれるもので勝負していかなくてはならなくなる、というふうにも言えようかと思います。
そして今月は"感性を高めたり、芸術性を磨いたり、ものをつくったりする"のにとてもいい星回りですから、ぜひそういった右脳的なバイブスを帯びているものをたっぷりと吸収する時間をとっていただきたいのです。
アート展に行くもよし。音や空気感が心地よい素敵な空間に身を置くもよし。もちろんライブやコンサートに行くもよし。あなたの感性・芸術性・美的感覚によき刺激を届けてあげましょう。今月は感性が高まる時期ですし、そういった感性への刺激はきっとあなたの何らかのスイッチをオンにしてくれるのでは、なんて思います。
大原美術館
(写真提供:大原美術館)
欧州の街を散策したことがある人にはわかりやすいかと思うのですが、 街にはそれぞれ"へそ"みたいな場所があります。 例えば、東京・代官山であれば、「代官山 蔦屋書店」が入る「代官山T-SITE」であったり、名古屋であれば久屋(ひさや)大通であったり、博多であれば天神界隈であったり、街の色・バイブスを構成するコアとなるような場所・スポットが存在していますが、今回ご紹介するのは岡山県倉敷市のへそ、「大原美術館」です。
倉敷はもともと歴史的な街並みを残したエリア・倉敷美観地区で有名ですが、そのコアとして倉敷観光の目玉的な役割を担うのが、2030年に開館100周年を迎えるこちらの美術館ではないでしょうか。
明治から昭和初期にかけての実業家・大原孫三郎(おおはら・まごさぶろう)と、日本における印象派の代表的な画家・児島虎次郎(こじま・とらじろう)が収集した、西洋美術・近代美術のコレクションは圧巻で、児島虎次郎の作品はもちろん、彼が海外で収集してきた作品の数々、例えばエル・グレコ「受胎告知」、クロード・モネ「睡蓮」、ポール・ゴーギャン「かぐわしき大地」など、教科書に載っているような名作も多く収蔵することから、アートに疎いという方でもきっと楽しんでいただけるはずです。
美術館の周辺の美観地区はそぞろ歩きが楽しいエリアなので、雰囲気のある川沿いを歩いてみたり、軒を連ねるお土産物屋さんや地元の名産のデニムのお店を覗いてみたりするのもよさそうです。美術館はもちろん、散策するだけで感性が磨かれそうな場所、それが「大原美術館」と倉敷の街なのかもしれません。
車折神社
https://www.kurumazakijinja.or.jp/
(写真提供:車折神社)
京都の嵐山エリアにある「車折神社(くるまざきじんじゃ)」は業界では有名な御神徳を持つ神社で、そのご神徳とは芸能・アーティスト運をあげるというもの。正確には「車折神社」内にある「芸能神社」がその御神徳を持つのですが、「車折神社」の周りにずらりと並ぶ玉垣に有名芸能人の名前が並ぶ様は圧巻で、著名人の参拝度合いからもこちらの神様が芸能関係者から篤く崇敬されていることがわかります。
実際、視聴率祈願、ヒット祈願などで参拝する俳優・関係者たちも後を絶たないそうですから、芸能関係、芸術関係、インフルエンサー、動画配信に関わる人であれば参拝しない手はないかと思うのですがいかがでしょうか。
ちなみにこれから世界は全員がクリエーターになっていくような時代になると星は告げていますので、そうすると"芸術運"を底上げしておくこと、クリエーティブな感性を磨いておくことはマストアクションになるのではないでしょうか。本格的な個性爆発時代が目前に迫る今、改めて「車折神社」「芸能神社」を訪れてみるのも、これからを生き抜く開運アクションのひとつと言えるのかもしれません。
ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ
(写真提供:ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ)
ニコライ・バーグマンは、25年前に自身が考案し、今やフラワーギフトの定番となっているフラワーボックスを手がけたり、東京・南青山にカフェ併設のフラッグシップストアを構えたり、その手腕が常に世間の注目を集めているフラワーアーティストです。その彼が箱根・強羅に新たな世界観を表現する場所をつくったのはご存知でしょうか。
2022年4月にオープンした「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」は、強羅の地形をそのまま生かし、順路に沿って巡っていくだけで四季折々の草花を楽しめるようになっています。随所にバーグマンがつくったオブジェが登場したりと、いわゆる日本の回遊式庭園とは一味異なる趣を持つ場所となっています。カフェ「NOMU hakone」ではデンマーク出身のシェフによるお料理をいただけるほか、ピクニックバスケットに入れて園内で気軽にピクニック気分を味わうことも可能です。
強羅は静養地・リラクゼーションに訪れる人も多いと思いますが、これからはここに立ち寄ってスカンジナヴィアンな空気を取り入れてみたり、バーグマン独自のクリエーティビティに満ちた庭園を散歩してみたりするのを、箱根遊びのコースに加えてみるのはいかがでしょうか?
※記事の情報は2025年3月3日時点のものです。
-
【PROFILE】
星読み係、ヒーラー、フィールドワーカー。香川県生まれ。毎日星読みを行い、星々からのメッセージをブログ、SNSにて発信している。著書に「『生き方のセンス』の磨き方/白・黒」(共著、ワニブックス)、「運命を変える『石』の処方箋」、「風の時代の未来予測」(講談社)、「日本」(光文社)など。
プロフィール写真:撮影/大坪尚人(講談社) photo/Naoto Otsubo ©︎Kodansha
RANKINGよく読まれている記事
-
2
- 熊谷真実|浜松に移住して始まった、私の第三幕 熊谷真実さん 歌手・女優 〈インタビュー〉
-
3
- 名古屋覚王山のドボク・ケンチク歴史散歩 三上美絵
-
5
- 宮尾俊太郎|20歳の再決意「オレ、バレエをやりたかったんじゃないの?」 宮尾俊太郎さん バレエダンサー・俳優〈インタビュー〉