趣味
2024.11.26
神田澪さん 作家・作詞家〈インタビュー〉
神田澪|140字ちょうど。X(Twitter)に綴られる、切ない恋の物語
X(旧Twitter)に次々と発表される、140字の物語。切ない恋や温かい愛情、つらい別れ、嘘。ホラーも笑いもSFも、すべてXの文字数制限140字の中できっちり完結する。2017年に書き始め、少しずつ読者を増やし、今ではSNSの総フォロワー16万人超(2024年11月時点)。作品の多くが単行本化されて書店に並び「ものがたりの宝石箱」と評される。作家・作詞家の神田澪(かんだ・みお)さんに、お話をうかがいました。
短ければ活字で物語を楽しんでもらえるかも
――なぜ、140字なのですか。
大学では文学を専攻しつつ、文芸サークルにも所属していました。周りの友人とはよく本の紹介をし合っていたのを今でも覚えています。大学卒業後、東京の企業に就職したのですが、大学時代とは違い、周囲の人々が本をあまり読まないことに気づきました。
同僚や友人に好きな本の話をしたいと思って、「この本、面白いですよ」とか、「何かおすすめの本はありますか」と話しかけてみるのですが、「本を読むのは苦手で......」と言われることが多くて。「1ページでいいので、試しに読んでみませんか?」とお願いしてみても、ページを開いた途端、「文字がたくさんあって読めそうにない」と。それが1人や2人ではなく、本当にたくさんの方からそう言われたんです。
私にとっては当たり前だった読書という楽しみが、実は少数派なのかもしれないと気づいて、少しショックを受けました。長文を読むのが苦手な人にもどうにか物語を活字で楽しめる形にできないかと考えていた時、大学時代に文芸サークルの活動の一環として、SNSで小説を書いていたことを思い出したんです。
――それで当時のTwitter、今のXに投稿を始めたわけですね。
はい。書き始めた頃は毎日必ず書こうと決めて、通勤中や帰宅中の電車の中で投稿することを続けていました。
「いいね」ゼロで心折れそうになった日々
――投稿したとしても、読んでもらうまでが大変ですよね。
そうなんです。最初の読者層をつくるのが本当に難しくて。一人でも毎回読んでくださる方がいれば、その方のために書こうという気持ちになれるのですが、投稿し始めた当初は「リポスト」も「いいね」もゼロが続いていて、正直なところ、何のために続けているのだろうと考えてしまうこともありました。最初に「いいね」をしてくださる方が現れるまでは、モチベーションを保つのに苦労しました。
――読者を増やすために、工夫したことはありますか。
ただ書いているだけでも少しずつは増えていくのかなと思いながらも、やはりどこかで私の作品を見つけるきっかけがないと広がっていかないので、検索されやすいテーマを考えたり、その時々で話題になっているキーワードを取り入れたりしてみました。
――読者は現れましたか。
しばらく続けているうちに、ようやく毎回「いいね」をしてくださる方がフォロワーになってくださって、それが本当に心の支えになりました。そうなってからは、面白い物語を書き続けていれば、きっと見つけてくださる方がいらっしゃると信じて続けていたら、少しずつ広がっていったんです。本当に地道な活動でしたね。
最初の1、2年は伸びがとても緩やかで、フォロワーの数も100人から200人程度でした。でもSNSって面白いもので、ある作品が反響を呼ぶと、一晩で1万人も増えることがあるんです。そういうことが何度か起きて、人気作が生まれると、そこからは作者である私が戸惑うほど急激にフォロワーが増えていきました。
読者を増やすきっかけとなった作品は、「アンチは覆面の向こう」というタイトルがついた140字の作品(単行本「最後は会ってさよならをしよう」に収録)。Xに公開されてしばらくすると一気に何万もの「いいね」がつき、初めていわゆる「バズった」作品となった。覆面バンドに対する「アンチ」の愛情の話とも読みとれるが、よく読むとその先に「アンチとは誰なのか」という物語が隠されていて、幾重にも含みのある作品となっている。
覆面バンドのギターを担当していた。出した曲は売れに売れた。けれど人気絶頂の中、まさかの余命宣告を受けた。今は別のギタリストが僕の仮面を被って演奏している。ファンは誰一人気づかなかった。静かすぎる病室でスマホを眺める夜。しつこかったアンチの一人が、弾き方が違うとネットに書いていた。
— 創作 140字の物語 by 神田澪 (@miokanda) June 21, 2020
短いながらも考察の余地がある、というのが良かったのだろうと考えています。これがハッピーエンドだと思う方もいれば、ブラックな話だと思う方もいて、当時、物語を読んだ人同士で議論が盛り上がっていたのを覚えています。
『最後は会ってさよならをしよう』KADOKAWA(2021/1/21)
書籍デビュー作。書き続けた千篇以上の作品の中から厳選。140字小説のほか、140字小説を連ねた「連続ショート作品」、エッセイや中編も収録
もっと140字の面白さを見つけにいきたい
――139でも141でもなく、140字ぴったりにこだわって続けているのはなぜですか。もう少し文字が多いとか、逆に少なくてもいいのでは、と思ってしまいます。
最初は読者の方に読みやすい長さで届けたいという思いからだったのですが、書いているうちに、私自身が140字という枠組みの中での表現に魅力を感じるようになっていきました。自分でも予想していなかったのですが、この限られた字数の中でも、まったく異なる世界観を表現できることに気づき始めたんです。
この枠組みの中で作品を磨いていくことに、だんだん面白さを見出すようになりました。140字ちょうどという形式で洗練させていくことを突き詰めてみようという好奇心が、続けている理由のひとつになっています。
――突き詰める面白さというのは、もう少し具体的に言うとどういうことですか。
短さは、デメリットでもありメリットでもあります。デメリットは、言葉数が少ないので説明しきれないからなかなか伝わらないこと。本当はこう書きたいのに、文字数の制限で書けないということが時々あります。
逆に140字という枠組みがあることで、新たな発想が生まれるのはメリットです。例えば普通に文章を書いていると、何も気にせずに自分の好きな表現で書けますが、140字の枠組みがあるから2字削らないといけないとなった時、普段の自分からはとても出てこないような表現を思いつくことがあります。その発見や、削ったり足したりの作業が楽しいですね。
SNSでは、最初の一文だけを読んで、その後はスクロールしてしまう人が少なくありません。そのため、冒頭文には特に気を配っています。読者の目を引くような、印象的なフレーズを入れることを意識していますね。いわば"つかみ"のような役割です。
『すべての季節に君がいて』シンコーミュージック(2022/1/25)
四季の国・日本の移り変わる季節を表わす「七十二候」に沿って、美しい写真とともに構成
読者の感想が喜び。SNSだから得られるリアルな反応
――書いていてうれしいと感じるのはどういうことでしょうか。
読んでくださった方がどう感じたのか、その方の人生にどんな影響を与えられたのかを知ることができた時が、何よりうれしいですね。
単純に「この作品が面白かった」「これが好き」という感想をいただくのも、もちろんうれしいのですが、最近では「今まで本を全然読めなかったけど、神田さんの本がきっかけで本を好きになって、今では文学を専攻しています」とか、「子育てで忙しくて楽しみがなかったけど、この本を読んで毎日が楽しくなりました」といった感想をいただくことがあって。そういう声が、私の心の支えになっています。
――読者からの反応が作者に直接返ってくるのは、SNSならではですね。
逆にSNSだから叩かれることもあるのですが、直接ご感想をいただけるのは私にとってはメリットの方が大きいと感じています。
――SNSの反応を読んで落ち込むこともありますか。
はい、特に作品の解釈を巡る状況で悩むことがあります。
私は読者からの「作品の意味」についての質問には、意図的に答えないようにしています。これは、自分自身の読書体験から、一度読んだ時には理解できなかったことでも、年月を経て読み返すことで新たな発見があり、その体験がとても素晴らしかったからです。読者の皆さんにも同じように、自分なりの解釈や感動を見つけていただきたいと考えています。
ただ、そのために時として、私の当初の想定とも異なる独自の解釈をされる方がいて、その解釈に対して他の読者から批判が寄せられることがあります。そういった状況を目にすると、作者として申し訳ない気持ちになってしまいます。
――本当はどう解釈しても良いわけですよね。
そうなんです。どんな読み方も一つの感想として大切だと思っています。それから、SNSでは他の方の日常の投稿と並んで私の作品が表示されることがあるので、読んだ方に「これは作り話だったんですね」と残念そうに書かれることもあって。
私としては面白い物語を読んでいただきたくて書いているのですが、SNSの場合、最後まで読んで「作り話でしたか」と気づいてがっかりされる方もいらっしゃるんだなと感じます。
――小説だと知らずに読んでいる人がいるのですね。
はい、そういった方々が時々いらっしゃいます。この状況に対応するため、私のXアカウントでは「創作 140字の物語 by 神田澪」という名前にしております。これは、読者の皆様に最初から創作作品であることを認識していただきたいという配慮からです。
しかしながら、そのような工夫をしていても、実話だと思って読まれる方がいらっしゃることは避けられません。そういった方々から「創作だと知って残念でした」といったご感想をいただくことがあり、そのたびに申し訳ない気持ちになります。
――確かに、「本は読むけど小説は無理」という人もよくいますね。
そうですね。私の周りでも実用書や新書は読まれるものの、フィクションやファンタジーには距離を感じる方が少なくありません。
ただ、140字という短い文章であれば、普段小説を読まない方でも気軽に手に取っていただけるようです。そして、読んでみたら意外と面白かったという感想をいただくこともあり、とてもうれしく思っています。
私の作品が、小説を読むことへの入り口になり、より多くの方々に物語の楽しさを知っていただくきっかけになれば、これほどうれしいことはありません。
『最後は笑ってさよならをしよう』KADOKAWA(2024/7/2)
「最後は会ってさよならをしよう」の第2弾。「超短編小説(スーパーショート)」の名作をもっと!
短いからこそ広がる世界がある
――いわゆる「産みの苦しみ」はありますか。書くことが思いつかないなという日はないのですか。
アイデアはたくさんストックしているので書くことが思いつかない、という日はほとんどありませんが、一つの作品を仕上げるのに苦心することはよくあります。特に140字という限られた文字数で物語を作り上げなければならないため、思うように言葉が紡げないことがあります。
そのような時は、無理に書こうとせず、日常生活の中で見聞きしたことや感じたことをメモに残すようにしています。例えば、電車での出来事や、街中での些細な光景など、何気ない瞬間をストックしてみたり。
そうして集めた素材を、後日改めて見返してみると、新たな表現が浮かんでくることがよくあります。昔は毎日書くことを自分に課していましたが、今は書けない時期があることは自然なことだと受け止め、焦らず、ゆっくりと創作と向き合うようにしています。
アイデアは、スマホのアプリに思いついたらすぐにメモする。数多くのアイデアの中から書くものを決め、頭の中で展開を考え、書き始める。Wordやメモ帳などは使わず、Xの投稿画面に直接書いていく。「あと何文字書ける」と示してくれるので書きやすい、という。1作品5分程度で書き上げてしまう。
いざこのアイデアで書こうと思ったら、書く速度は速いのですが、どんなオチにしようか、どんな表現にしようかと頭の中で考えるのには、わりと時間がかかりますね。
――頭の中でアイデアを作品にする工程というのは、どのようなものですか。
作品を書く際には、必ず核となるアイデアが存在します。例えば覆面バンドの物語であれば、「覆面バンドのメンバーが、誰にも気づかれることなく入れ替わってしまったら、どのような展開になるだろうか」といった着想から始まります。ただし、そうしたアイデアだけでは小説として完成されたものにはなりません。物語をどのように構築し、最終的に何を伝えたいのかを見極めることが重要だと考えています。
そのバランスが上手く取れないことも少なくありません。そういった場合は、アイデアの段階でいったん温めておき、最後の一文がしっくりと収まったタイミングで作品化するようにしています。本当に大好きなアイデアが今もたくさんあるのですが、それが世に出るまで自分の中のフィルターを通るのに時間がかかります。
――140字にはまる言葉を選ぶのはとても難しいと思いますが、例えば短歌や俳句から学んだりもされているのですか。
この形式の小説を執筆し始めてから、短歌教室に通った経験があり、そこでの学びは非常に貴重なものでした。短歌や俳句は、限られた字数の中で、本質的に伝えたいことだけを抽出していく作業が求められます。その過程は140字小説の創作と非常に通じるものがあると感じています。
作品を書く際には、あまり明確な説明をしすぎないよう心がけています。つい「AはBである。なぜならCだから」というような書き方をしがちですが、読者の想像力に委ねる余白を残すことで、より印象的な作品になり、多くの方に読んでいただけると考えています。
短い形式だからこそ、むしろ物語の世界が広がるという面白さがあります。長編の場合は特定の展開に対する感想をいただくことが多いのですが、140字の物語では、読者の方々から「自分の経験とリンクして」「このタイミングでこの作品に出会えて救われた」といった、作品の枠を超えた個人的な体験や感情と結びついた感想をいただくことが多いように思います。
長編小説、映像作品と活動領域を広げる
――140字の作品とは別に、中編や長編も書かれています。やはり140字とは違うものですか。
書籍を出版すると、意外なことに140字の短編よりも中編に関する反響を多くいただきます。これは恐らく、ある程度の文量があることで、物語の展開に沿って感情移入がしやすいためではないかと考えています。
一方で短編については、本の中から自分だけのお気に入り作品を見つけ出すという楽しみ方をされる方が多いように感じます。AmazonやSNSでの感想を拝見していると、作品にナンバリングをつけて好きな作品を選んでいく方が多くいらっしゃいます。読者の方々にとって、自分だけの宝箱を作るような感覚なのかもしれません。
『私達は、月が綺麗だねと囁き合うことさえできない』大和書房(2021/11/18)
140字を連作にした長編。完全書き下ろしで描く「究極の遠距離恋愛」
中編・長編に関しては、私が表現したい内容をより直接的に受け取っていただき、物語の展開や登場人物の心情の機微を楽しんでいただけるものになっています。両者それぞれの良さをバランスよく活かした本作りを心がけています。
最近では、動画コンテンツの制作にも大きな魅力を感じています。現在はTikTokやYouTubeショートで文字ベースの作品を発信していますが、将来的にはショートドラマの制作など、新しい表現方法にも挑戦してみたいと考えています。
『真夜中のウラノメトリア』KADOKAWA(2023/3/2)
7つの星を旅する中で、さまざまな人と出会い成長する少年の姿を描く、新感覚のジュブナイル小説。1話1話は、140字ぴったりの超短編小説で、通しで読むと壮大な長編としても楽しめる
140字小説、長編、そして動画作品。次々と新しいことに活動領域を広げる神田さん。それでいて、昼間は会社員としてフルタイムで働く両立生活を続けている。
――これからも作家と会社員を両立していかれるのでしょうか。
はい、むしろ他の仕事をしながら創作活動を行う方が、私には合っているように思います。職場での人間関係や、チームとして人々が集まった際に生まれるさまざまな出来事など、創作の糧となる発見が数多くあるからです。
体力的には確かに厳しい面があり、担当編集者からも「睡眠時間は大丈夫なのか」と心配されることもあります。平日の夜間と週末を活用して、何とかやりくりしている状況です。ただ、この作家業があることで本業での時間の使い方も規律正しくなり、定時での業務終了を徹底するようになったのは、良い相乗効果だと感じています。
神田さんの読者層は幅広いが、中心は10~20代。物語の中でも数多く登場人物として描かれる若者層だ。目下の悩みは、若者のコミュニケーションの取り方が、どんどん変化することだという。
「私の作品の中ではLINEがよく出てきますが、今の10代はLINEだけではなくInstagramのDMなどでやり取りすることも多いと聞きます。人間関係の形式も変わっています」と話す神田さん。若者文化を観察して「今」を書きつつ、作品に普遍性をどう持たせるか、神田さんは思案中だ。
140字だから、本から離れてしまった人々に届く。書き過ぎないから想像力を刺激し、読者は自分の経験や思いをそこに重ね合わせる。SNSでは瞬時に反応にさらされる。読者の共感に勇気づけられ、時には批判に傷つきながら、その反応をエネルギーに変えて続々と作品を発表する。誰もやったことのない新しい場所で、神田さんのチャレンジは続いている。
『恋はいつも少し足りない 140字で切ない結末』宝島社(2024/8/9)
"恋"の物語のみを集めた140字小説集。Xに投稿し大人気だった作品から、新規書き下ろしまで159作を収録
※記事の情報は2024年11月26日時点のものです。
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【PROFILE】
神田 澪(かんだ・みお)
作家・作詞家
熊本県出身。2017年よりX(旧Twitter)上で140字ぴったりの物語を投稿し始める。 時に感動を呼び、時に切なくなる物語が支持され、SNSの総フォロワー数は計16万人超(2024年11月時点)。著書「恋はいつも少し足りない 140字で切ない結末」(宝島社)、「最後は会ってさよならをしよう」、「最後は笑ってさよならをしよう」(KADOKAWA)、「真夜中のウラノメトリア」(KADOKAWA)、「すべての季節に君がいて」(シンコーミュージック)、「私達は、月が綺麗だねと囁き合うことさえできない」(大和書房)。2021年3月には、ドラマ「140字の恋」(読売テレビ)が放映。TikTokの朗読動画も人気に。覆面作家として活動し顔は公表していない。
X https://x.com/miokanda
Instagram https://www.instagram.com/kandamio/
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