【連載】創造する人に役立つ文房具

菅 未里

デジタル機器の弱点とは?

モノを書くことを覚え始めた幼少期からずっと身近にあるペンやノートなどの文房具。いま改めてその世界を覗き込めば、使い心地、デザイン、遊び心やユニークさなど、多様なアイテムがあり、進化を遂げていることに驚かされます。連載「創造する人に役立つ文房具」では、文具ソムリエール菅未里さんに、数ある文具の中から「使うことでクリエイティブな気持ちになれるアイテム」をご紹介いただきます。

文房具の専門家である私が言うのも変ですが、創造的な行為にはデジタルガジェットがつきものです。PCやスマートフォンはもちろん、各種の電子機器を使いこなす力はクリエイティビティーを左右するでしょう。


しかし、電子機器につきまとう問題が1つあります。それが、コードです。


今でも電子機器にはコードがつきものですが、デスクの裏でコードがごちゃごちゃになっている方はいませんか? コードどうしが絡んだり、どのコードがどの機器に対応しているのか分からなくなってイライラしたり......。デジタル機器の意外な落とし穴がコードです。




カラフルな「たばねバンド」でコード類もすっきり

そんな方にはこちらをお勧めします。誰もが輪ゴムでお世話になっているであろう、株式会社共和の「たばねバンド」です。


株式会社共和の「たばねバンド」


これは、一言で表現するとモノを束ねるためのゴムバンドです。ごちゃごちゃになりがちなコード類をすっきりまとめるのに最適なのですが、よく見ると形に特徴がありますよね。2つある凸はなんなのでしょうか?


答えは、ワンタッチで付け外しをするための工夫です。




付け外しが簡単なたばねバンド

コードを束ねたいときは、たばねバンドをコードに巻き付けてから「→」のところに引っ掛けるだけ。逆に外したいときは、反対側に付いている「〇」を引っ張れば外れます。


株式会社共和の「たばねバンド」


株式会社共和の「たばねバンド」


コードを束ねるアイテムはいくつかありますが、付け外しの簡単さはたばねバンドの強みです。あまり強く締め付けたり、強引に束ねると断線やショートなどが不安ですが、たばねバンドはあくまで輪ゴムですから、そこまで強い締め付けではありません。




色を活かした様々な使い方

たばねバンドはいろいろな使い方ができます。


ご家族のコードがごちゃごちゃになっているご家庭は、たばねバンドがカラフルであることを活かして、持ち主ごとに色で分けて束ねてはどうでしょう? 他にも、「赤はタブレットのコード、緑はTV」というふうに色と機器とを対応させれば、どのコードがどの機材につながっているのか混乱することもありません。


株式会社共和の「たばねバンド


コード以外を束ねるのに使ってもいいですね。筆記具をまとめてもいいですし、タオルを巻いてまとめる手もあります。


しかし、一番恩恵があるのはやはりコード類の処理ではないでしょうか。デスクの裏をのぞいてください。コード類が大混乱している方は、ぜひたばねバンドですっきりさせて、仕事の環境を整えてみてください。



【ご紹介したアイテム詳細はこちら】
共和「たばねバンド」


※記事の情報は2021年8月17日時点のものです。

  • プロフィール画像 菅 未里

    【PROFILE】

    菅未里(かん・みさと)

    文具ソムリエール。
    文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。
    国内外で商品や売り場の企画・監修、各種メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。日経MJなど連載多数。

    著書に『私の好きな 文房具の秘密』(エイ出版社)、『仕事を効率化する ビジネス文具』(ポプラ社)、『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)、『文具に恋して。』(洋泉社)がある。

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