怖くない、操作しやすい、見やすい、なくさない。ストレスを省いたメジャー

【連載】創造する人に役立つ文房具

菅 未里

怖くない、操作しやすい、見やすい、なくさない。ストレスを省いたメジャー

モノを書くことを覚え始めた幼少期からずっと身近にあるペンやノートなどの文房具。いま改めてその世界を覗き込めば、使い心地、デザイン、遊び心やユニークさなど、多様なアイテムがあり、進化を遂げていることに驚かされます。連載「創造する人に役立つ文房具」では、文具ソムリエール菅未里さんに、数ある文具の中から「使うことでクリエイティブな気持ちになれるアイテム」をご紹介いただきます。

テープがゆっくり戻るメジャー

日々の作業でメジャー(巻尺)を使う方は少なくないはず。しかし、メジャーに苦手意識がある方もいるのではないでしょうか。何を隠そう私もその一人。硬いテープがびゅんっと勢いよく戻る動作を見るとけがをしそうで(これが原因でけがをした経験は一度もないのですが)なんだか怖いのです。


自分が使っていなくても、隣で勢いよく巻き戻るメジャーを使われると思わずビクッとしてしまう。人が使っているメジャーにも驚かされ、集中力が削がれてしまう。なんとかならないものか......。


テープがゆっくり戻るメジャー


私と同じようにメジャーになんとなく怖さを抱く方に朗報です。実はテープがゆっくり戻るメジャーがあるんです。


MIDORIの「スローコンベックスメジャー」は金属のテープが常にゆっくりふんわりと巻き戻ります。速く巻き戻ることがないので、ひやっとすることなくメジャーを扱うことができてストレスがぐんと減ります。




片手で固定してメモを取ることもできる

さらにテープの目盛りは10cmごとに白と黒に色分けされているため、計測したときに視覚的に長さを把握しやすいのも特長です。


テープがゆっくり戻るメジャー


疲れていると並んだ数字が呪文のように見えてくることもありますが、このメジャーは白と黒で文字がはっきり見えて長さを把握しやすく快適です。


本体側面はテープと連動して回転するので、テープを固定したいときには側面を指で軽く押さえるだけで止まります。


テープがゆっくり戻るメジャー


メジャーを持った状態のまま片手でテープを固定できるので、メモを取りながら固定しておくこともできて便利ですね。


そしてメジャーにありがちな「どこに置いたか分からなくなる」という状況も解消できます。家族や同僚など複数人で使うことが多いメジャーは、いつのまにかどこかに消えてしまうことも日常茶飯事。


「スローコンベックスメジャー」の背面にはマグネットが付いているため、職場のデスクなど金属板に貼っておけます。常に目に入る金属板に位置を決めて貼っておけば、探す手間も省けますよ。


テープがゆっくり戻るメジャー


怖くない、操作しやすい、見やすい、なくさない、クリエイティブなお仕事の大敵である使用上のストレスを省いたメジャーで快適に過ごしましょう。



【ご紹介したアイテム詳細はこちら】
MIDORI「スローコンベックスメジャー<2m>白」


※記事の情報は2023年3月14日時点のものです。

  • プロフィール画像 菅 未里

    【PROFILE】

    菅未里(かん・みさと)

    文具ソムリエール。
    文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。
    国内外で商品や売り場の企画・監修、各種メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。日経MJなど連載多数。

    著書に『私の好きな 文房具の秘密』(エイ出版社)、『仕事を効率化する ビジネス文具』(ポプラ社)、『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)、『文具に恋して。』(洋泉社)がある。

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