アイデア出しをサポートする大容量ボールペン

JUL 11, 2023

菅 未里 アイデア出しをサポートする大容量ボールペン

JUL 11, 2023

菅 未里 アイデア出しをサポートする大容量ボールペン モノを書くことを覚え始めた幼少期からずっと身近にあるペンやノートなどの文房具。いま改めてその世界を覗き込めば、使い心地、デザイン、遊び心やユニークさなど、多様なアイテムがあり、進化を遂げていることに驚かされます。連載「創造する人に役立つ文房具」では、文具ソムリエール菅未里さんに、数ある文具の中から「使うことでクリエイティブな気持ちになれるアイテム」をご紹介いただきます。

アイデアをしっかり書き留める

人が創造する際に最も使うもの、それはやはりボールペンではないでしょうか。特にアイデア出しのシーンでは、デジタル機器よりもアナログなペンが役立つという声をよく耳にします。アナログの筆記具には、デジタルにない筆記の感触や、思いついたそばからすぐにアイデアをメモできる素早さがあるからでしょう。湧き出ては流れていってしまうアイデアもしっかりと書き留められるボールペンをご紹介します。




筆記距離5倍の大容量ゲルインキボールペン

やや太めの軸のボールペン「TANK(タンク)」は、その名の通りタンクのように大容量のインクが入ったボールペンです。サンスター文具から発売されたこちらのボールペンは、軸本体がインクタンクになっているので搭載されているインクの量が多く、同社従来品の約5倍の筆記距離を書くことができます。筆記距離が長いということはそれだけインクが切れる回数が減り、ペンの購入頻度が減るので楽ですね。インク量は5倍でも価格は165円(税込)。お値段は5倍になっていないのでご安心ください。


筆記距離5倍の大容量ゲルインキボールペン


暑くなるこれからの季節にぴったりの、涼しげな透明軸ですが、なによりインクの残量が分かるので突然インクを切らせることがなく、余裕を持ってストックの準備ができるのはありがたいですね。




速乾インキで汚れにくい

ボールペンのインクには大きく分けて油性・水性・ゲルの3種類があり、「TANK」ではゲルインキが使われています。ゲルインキは発色がよく、滑らかな書き心地が特長です。


速乾インキで汚れにくい


「TANK」は発色のよさはもちろん、インクの乾きが速いのもポイントです。インクが乾く前にうっかり手で筆記線をこすって、手やノートを汚してしまうことが起こりにくくなっています。手についたインクが気になって集中力が削がれた経験がある方にはうれしい仕様ですね。




書き間違い防止のペン先

ペンの先端はスリムな形状のため、文字を書いている時に視界の邪魔になりません。


速乾インキで汚れにくい


また、ペン先にインクと同じ色のパーツが付いているため、複数色を同時に使っている時にうっかり別の色を使ってしまうということも起こりにくいのです。

よく見るとキャップにもインクと同じ色のパーツが入っているので、それぞれのキャップがどの色のペンのものか迷うこともありません。




わずらわしさから解放されるゲルインキボールペン

従来のゲルインキボールペンの発色のよさはそのままに、滑らかな書き心地で ①筆記距離が長い、②インクの乾きが速い、③インクの取り違いが起こりにくい、と使い勝手のよさがプラスされた快適なツール。アイデア出し専用ペンとして手元に置いておくのはいかがでしょうか。



【ご紹介したアイテム詳細はこちら】
サンスター文具「大容量ゲルペン TANK(タンク)」


※記事の情報は2023年7月11日時点のものです。

  • プロフィール画像 菅 未里

    【PROFILE】

    菅未里(かん・みさと)

    文具ソムリエール。
    文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。
    国内外で商品や売り場の企画・監修、各種メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。日経MJなど連載多数。

    著書に『私の好きな 文房具の秘密』(エイ出版社)、『仕事を効率化する ビジネス文具』(ポプラ社)、『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)、『文具に恋して。』(洋泉社)がある。

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