こんにちは、渡辺平日です。この原稿を書いているのは2月の中旬で、春と冬が重なり合ったような日々が続いています。記事が公開されるころにはすっかり暖かくなっていることでしょう。

昨年撮影した写真。住んでいる街は桜の名所が多く、散策が楽しめます

僕は春が大好きです。なぜかというと新製品がたくさん発売される時季だから。うきうきしながらショップに行ってあれこれと物色しちゃいます。

ところで......。職業柄か3月になると友人から家具やインテリアの相談が多く寄せられます。とりわけ、デスクライトを探している人が多い気がします。確かにデスクライトってほかの照明より種類が少ないから、お気に入りのものを見つけるのにちょっと苦労しますよね。

空間をたおやかに照らす、1台2役の照明

僕のおすすめは〈DUENDE〉の「TONG LIGHT（トングライト）」。詳しくは後述しますが、「創造的休息」にぴったりな照明であります。

最大の特徴は「光り方」――光が、空間をたおやかに照らします。

分類としては直接照明になりますが、間接照明のように使うことも可能。1台で2つの役割を担ってくれるのでとても便利です。

上部分をミラーコーティングした電球に注目。この電球が優雅な陰影を生み出します。まさに陰の立役者ですね。ちなみにこのミラー電球「TONG LIGHT BULB」もDUENDEの公式サイトで購入できます

使っている時はもちろん、使っていないときも美しい。まるでアートピースのように機能します

僕はもっぱら読書灯として使用しています。手元だけを照らしてくれるので、周りのノイズ――片付け中の棚、未処理の書類、拭き上げないといけない食器――が気にならないのがなんとも好都合。読書に没頭できます。

それ以外だと、コーヒーを飲む時や、ゆっくりと考え事をする時なんかにも重宝していますね。TONG LIGHTはもはや僕の休息には欠かせない存在です。

【ご紹介したアイテム詳細はこちら】
TONG LIGHT

ささくれた心を穏やかにしてくれる、キャンドルホルダー

ほかに紹介するとしたら〈TG〉の「Heat-resistant Glass Candle Holder」を推したいですね。照明と言っていいのかやや際どいけれど、キャンドルホルダーって、ひとつあるとなかなか便利です。

1年ほど前、ある展示会で出合って一目惚れしたキャンドルホルダー。当時は日本ではほとんど流通していなかったので台湾から取り寄せました。最近はもっと簡単に購入できるようです

キャンドルを使い始めたのはわりに最近です。緊急事態宣言が出たあたりですからだいたい3年くらい前ですね。

言うまでもなく今も大変ですが、その頃は本当に参ってました。旅行はもちろん、散歩すら気軽にできない。常にピリピリとしていました。

そんな自分を助けてくれたのがキャンドルでした（たしか防災バッグを見直している時に出てきたんだっけな？）。

適当な耐熱容器に載せ、何気なく火を灯（とも）したところ、なんだかとってもいい。ささくれた心をなめらかにしてくれました。これがきっかけになって、僕のコレクションにキャンドルホルダーが加わることになったのです。

仕事がどうにもはかどらない時、なんとなく不安な時、誰とも話したくない気分の時......。そんなシーンにその小さな明かりはそっと寄り添ってくれました――TONG LIGHTと同様に、TGのキャンドルホルダーも創作に欠かせない存在です。

ものに順位を付けるのは好きではないけど、キャンドルホルダーの中では、TGのプロダクトが一番のお気に入りです。形、たたずまい、表情。すべての要素が僕の心に響きます

【ご紹介したアイテム詳細はこちら】
Heat-resistant Glass Candle Holder

新生活に疲れたら、照明やキャンドルで休息を

「春は出会いと別れの季節」とよくいわれます。これから新しい環境に飛び込む方もたくさんいることでしょう。

慣れない生活にすっかり疲れてしまうかもしれません。そんな時はおすすめしたプロダクトを思い出してください。優しい光を眺めているうちに気分がほぐれてきて、きっと心を癒やしてくれるはずです。

それでは今回はこのあたりで。皆さんの新しい毎日が光あふれるものになることを陰ながら祈っています。

※記事の情報は2023年3月22日時点のものです。