【連載】宮川紗麻亜のきらきらサマービューティー
2021.11.24
ビーチバレーボール選手:宮川紗麻亜
一緒にプレーしませんか! ビーチバレーボールへの誘い
きらきらサマービューティー、今年最後を締めくくるのは宮川紗麻亜さんがコーチとして参加する、「永福町ビーチバレーボール教室」です。東京・杉並区永福体育館にある屋外ビーチコートでのスクールの様子をレポートしていただきました。そして、ビーチバレーボールどころかバレーボールは体育の授業以外でやったことがないという、全くのビーチバレーボール初心者、アクティオノート編集部Hも体験してみました! 編集部Hの奮闘ぶりにもご注目ください。
現役選手と一緒にプレーができる永福町ビーチバレーボール教室
皆様いかがお過ごしでしょうか?
2021年もそろそろ終わりに向けてカウントダウンが始まる頃になりましたね。
これから本格的に寒くなると思うと、寒さが苦手な私はおびえています(笑)。
それでもビーチバレーボール選手たちは砂浜で練習するんですよ。
さて、連載第6回のテーマは「永福町ビーチバレーボール教室」についてです。杉並区永福体育館で行っているスクールですが、メインコーチに元プロビーチバレーボール選手の黄秀京(ファン・スギョン)、私はアシスタントコーチとして携わっております。女子の現役プロビーチバレーボール選手で、ゲストやイベントなどは除いて、定期的にこういったスクールに携わっている女子選手は今の段階では私だけだと思います。一番乗りはうれしいですね♡
とはいえ、私は元々指導したりすることが苦手で、よく教員免許(中学・高校保健体育教員免許)を取れたなぁと思うくらい、実は人前で話したりするのがあまり得意ではないんです。人見知りと言ってもあまり信じてもらえないのですが......(笑)。
苦手ではあるけれど、これは私にとって必要なスキルを磨く時間で、学生時代からよく知っているスギョンがいるなら安心と思って、アシスタントコーチとして携わることになりました。
最初は苦戦した小学生への指導
今現在、スクールが行われているのは毎週火曜日(祝日はお休み。天候により無くなる場合もあります)で、16:15~17:15が小学生の部、17:20~18:50が中学生以上の2部制となっています。
基本的にはスギョンと私で指導するのですが、たまにゲストコーチが来てくれたりと、その時々で違った雰囲気でスクールが行われます。参加者はビーチバレーボール経験者やバレーボール経験者、全くの未経験者の方もいらっしゃいます。
小学生の部では、砂の上で走ったり、ボールを使ったトレーニング、基本的なビーチバレーボールのスキル練習も行います。最近では子どもたちも上達してきて、試合形式みたいな事もできるようになってきました。
最初の頃、特に苦戦したのが子どもたちへの指導でした。ほとんどの子どもたちはバレーボール自体も経験がないので、ボールを返すというプレーをさせるのに、単に「ボールを返して!」という言葉だけでは伝わらない場面が多くありました。
自分の身体をどのように使えばボールが前に返るのか、という細かい所からアプローチが必要なんです。そういった部分は、今でもときどき伝えるのが難しいなぁ......と感じます。
ただ、スギョンコーチの伝え方がとても上手で、一緒にスクールをやっていくうちに私もアプローチの仕方を覚えるようになりました。
まだまだ至らない事は多いですが、スクールに携わるようになって、だいぶ成長はしたのではないかと思っています。また、教えるという立場ではありますが、一緒に楽しみながらビーチバレーボールをしているという感覚もありますね。
誰と組んでも試合に勝てることが最終目標
中学生以上の部では、基本的には通常のビーチバレーボールのプレー人数である2人制を中心に行いますが、場合によっては柔軟に3人制や4人制でもゲームを行います。毎回、参加するメンバーや人数も変わるので、その都度メニューも変え、参加者のレベルやスキルに合わせたメニューを組んでいます。最終的な目標としては、誰と組んでも試合に勝てるというところ、そこを目指しての練習メニューですね。
そして、今回はアクティオノート編集部Hさんがスクールの体験取材に来てくださいました。スクールの流れをざっくりですがHさんの様子とともにご覧ください!
他にもいくつかメニューはありましたが、以上がおよそ1時間半のスクールメニューです。Hさん、ビーチバレーボールは初めてと仰っていましたが、砂の上で動けていたし上手でしたよ!(編集部Hのビーチバレーボール体験感想コメントは記事の最後に掲載)
ぜひ気軽に遊びにいらしてください!
これから寒くなりますが、「永福町ビーチバレーボール教室」はよっぽどの悪天候でない限りは開催しています。砂の上を走り回るのはきっと皆さんが思っている以上に大変だと思うのですが、足の裏に感じる砂がとても気持ちいいですよ。転んでも痛くありませんし、初心者でも全く問題ありません。ビーチバレーはもちろんですが、体を動かしたい方、スギョンとサマーに会いたいという方も大歓迎です。ぜひ気軽に遊びにいらしてくださいね♡
・「永福町ビーチバレーボール教室」の参加お申し込みは杉並区永福体育館まで
https://www.eifuku-sports.com/
・小学生の部
https://www.eifuku-sports.com/lessons/lesson/604/
・中学生以上の部
https://www.eifuku-sports.com/lessons/lesson/605/
さて、今年2月から連載が始まったきらきらサマービューティー、今年最後の回となりました。自分の好きな事を中心に書かせていただいたので、皆様にどのように届いたのか......は若干心配ではありますが(笑)、読んでくださった皆様、ありがとうございました。
長期連載は初めてでとても良い経験ができました。このような機会を与えていただき感謝しています。また来年、皆様にお会いできることを楽しみにしております。
編集部H
初めてのビーチバレーボール体験を終えて
バレーボールでさえ高校体育の授業以来! というほど、全くの未経験で参加しました。思った以上に砂の量が多く、でこぼこしているので、初めは歩くだけでもひと苦労でしたが、砂の感触はサラサラしていて気持ちが良かったです。まずは砂の上での体幹トレーニングから始まり、砂の上でバランスをとることの難しさを実感しました。
次に2人1組での打ち合い、2コートに分かれての練習と、少しずつ慣れていきます。一番難しかったのは、ワンバウンドしたボールを砂に近い、低い位置でレシーブし、そこからすぐに立ち上がって、浮いたトスを相手コートに打ち返すという練習です。砂の地面にお尻をつけたような体勢からすぐに立ち上がるのはとてもハードでした。でも砂の上だからこそ、膝を地面につけたり、体を地面につくまで思いっきり伸ばしたりしても、痛くないのです。おかげでのびのびとプレーすることができました。
最後はチームに分かれてゲーム形式で対戦しました。仲間に対して良いトスを上げられたり、得点を取れたりするとうれしく、ミスしてしまったときはスギョンコーチや紗麻亜コーチ、チームのみんなが前向きな言葉をかけてくれて励みになりました。良いプレーにもミスしたプレーにも声をかけ合います。チームプレーの楽しさを改めて感じました。
初めは少し不安もありましたが、コーチも他の参加者も気さくで優しい方々ばかりだったため、すぐになじめました。みんな下の名前やニックネームで呼び合い、和気あいあいとした雰囲気の中、とても楽しい時間を過ごすことができました。右も左も分からない初心者でしたが、笑顔で丁寧に指導してくださり、ありがとうございました!
※記事の情報は2021年11月30日時点のものです。
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【PROFILE】
宮川紗麻亜(みやがわ・さまあ)
所属:フリー
出身地:山梨県韮崎市
生年月日:1983年8月17日
身長:171cm
利き手:右
ホームビーチ:神奈川県・鵠沼海岸(くげぬまかいがん)
経歴:
韮崎小学校→韮崎東中学校→八王子実践高校→日本女子体育大学→GSSサンビームズ
2011年 JBVツアー新人賞
2013年 全日本メンバー登録
2017年10月~12月 バレーボールフィリピンスーパーリーグに外国人選手として出場
2018年 JBVツアー 第4戦 南あわじ・神戸淡路鳴門自動車道全通20周年記念大会 優勝
2018年 FIVB WORLD TOUR 蔚山ジンハオープン 1☆ 4位
2019年8月 スノーバレーボールワールドツアーアルゼンチン大会に日本代表として出場
2020年 日本ランキング41位
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