【連載】SDGsリレーインタビュー
AUG 3, 2021
アクティオノート編集部 SDGs解説&リレーインタビュー〈まとめ〉 環境、暮らし、経済、金融、教育、食、文化、芸術、スポーツなどの各分野で活躍するSDGs実践者へのリレーインタビューまとめページです。SDGsとは何か? を改めて確認しつつ、さまざまな活動を知ることで広がるSDGsの世界へ一歩踏み込んでみませんか。あなたと私にできることを見つけましょう!
SDGsとは
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、「誰ひとり取り残さない(leave no one behind)」持続可能でより良い社会の実現を目指す世界共通の目標です。2015年の国連サミットにおいて全ての加盟国が合意した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられました。2030年を達成年限とし、17のゴールと169のターゲットから構成されています。
SDGsの構造
17のゴールは、(1)貧困や飢餓、教育など未だに解決を見ない社会面の開発アジェンダ、(2)エネルギーや資源の有効活用、働き方の改善、不平等の解消など全ての国が持続可能な形で経済成長を目指す経済アジェンダ、そして(3)地球環境や気候変動など地球規模で取り組むべき環境アジェンダといった世界が直面する課題を網羅的に示しています。SDGsは、これら社会、経済、環境の3側面から捉えることのできる17のゴールを、統合的に解決しながら持続可能なより良い未来を築くことを目標としています。
〈SDGs 17の目標〉
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも 経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
リレーインタビュー記事一覧
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SDGsについて上田壮一さんに聞いてみた(前編)
AUG 3, 2021 世界的に注目を集めている「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」。そこにはより良い世界を実現するための17のゴールが設定されています。なぜ私たちは今、SDGsに取り組まなくてはいけないのでしょうか。そして「持続可能な開発」とは何を指すのでしょうか。SDGsリレーインタビュー、第1回はSDGsを学校教育に届ける活動「SDGs for School」を推進し、その教材書籍「未来を変える目標 SDGsアイデアブック」を編集・発行した一般社団法人Think the Earth理事の上田壮一さんに、SDGsについて基本的な質問をしてみました。
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SDGsについて上田壮一さんに聞いてみた(後編)
AUG 6, 2021 Aktio Noteの新シリーズ「SDGsリレーインタビュー」の第1回はSDGsを学校教育に届ける活動「SDGs for School」を推進し、その教材書籍「未来を変える目標 SDGsアイデアブック」を編集・発行した一般社団法人Think the Earth理事の上田壮一さんに、そもそもSDGsってなに? という基本的な質問をしています。後編ではSDGsの本質的な部分、そしてSDGsを子どもと共に学ぶ重要性、さらに「誰ひとり取り残さない」という姿勢の重要さについてお話しいただきました。
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"エシカルな暮らし"につながる毎日の選択肢を広げたい
SEP 24, 2021SDGsリレーインタビュー第2回は、エシカルディレクターの坂口真生さんにご登場いただきます。日本において早くから「エシカル」に注目し、主催する合同展示会で人や環境に配慮したアイテムを扱うなど、新しい市場を創造されてきました。「エシカルコンビニ」のプロデュースや「エシカルアンバサダー」の育成など幅広く活動されている坂口さんに、活動を支える思いや、エシカルな暮らしがもたらす豊かな未来についてうかがいました。
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SDGsへの僕たちの想いを、 部活動を通じて大人たちに伝えたい
NOV 30, 2021出世城(しゅっせじょう)とも呼ばれた浜松城のすぐ近く、浜松市の中心地に位置する静岡県浜松市の中高一貫教育校 学校法人誠心学園 浜松開誠館中学校・高等学校。SDGsに積極的に取り組む浜松開誠館ですが、そこで中心的な役割を果たしているのが浜松開誠館高校SDGs部です。今回はSDGs部顧問の伊藤亮先生、影山晶一朗先生、そして部員のみなさんにお話をうかがいました。
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バナナの廃棄物からつくる、地球にやさしい素材。バナナ繊維を文化に
NOV 30, 2021世界中で食べられているバナナ。日本でもおなじみの果物ですが、実を収穫した後の茎(くき)が、大量に廃棄されていることはご存知ですか? ごみとして捨てられる茎をどうにか活用できないかと立ち上がったのが、日本のアパレル関係者による「バナナクロス推進委員会」です。バナナの茎からつくるバナナ繊維を広める同委員会が目指すのは、持続可能な繊維産業の実現。その活動について、理事を務める中心メンバーにお話をうかがいました。
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コンブで地球を守る! 横浜のコンブから広がる、環境にも人にもやさしい未来
DEC 28, 2021近年、地球温暖化による気温上昇が原因と考えられる、海水温の上昇が問題になっています。これにより海の生態系が崩れつつあり、海の環境問題が深刻化しています。そんな海を救いたい! と立ち上がったのが、一般社団法人 里海(さとうみ)イニシアティブ理事の富本龍徳(とみもと・たつのり)さんです。そこで目を付けたのがコンブ。コンブが海中で吸収する二酸化炭素(CO2)の量はスギの木が地上で吸収する量の約5倍といわれます。こうしたコンブの特質を活かして環境問題解決の一助とするため、神奈川県横浜市の金沢漁港沖でコンブを養殖・活用しています。富本理事をお訪ねして、その活動やコンブから広がる可能性についてうかがいました。
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おむつからアウトプット、人も自然も全てが循環する世界をつくりたい
JAN 25, 2022ドイツ・ワイマールのバウハウス大学でパブリックアートを専攻していた松坂愛友美さんは、2015年にベルリンで100%堆肥(たいひ)化できるおむつの中敷きを開発するスタートアップ企業「DYCLE(ダイクル)」を設立しました。おむつを通して、その先にある未来の姿を捉えた画期的なビジョンについて語ってもらいました。
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SDGsを「当たり前」のことにする | ウスビ・サコ京都精華大学学長(前編)
MAR 29, 2022 SDGsに積極的に取り組む京都精華大学は、日本で初めてマンガ学部を設置した大学としても知られています。芸術学部、デザイン学部、マンガ学部に加えて2021年4月には国際文化学部、メディア表現学部を新設するなど特色ある教育を行っています。また2020年12月には「SDGs宣言」を発表。大学全体で積極的にSDGsに取り組んでいます。今回は、日本で初めてアフリカ出身者として学長を務めたウスビ・サコさんに、京都精華大学におけるSDGsへの取り組みなどについてうかがいました。
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若者には真のグローバル化を実現する可能性がある | ウスビ・サコ京都精華大学学長(後編)
MAR 31, 2022 日本で初めてマンガ学部を設置した大学としても知られる京都精華大学。前編では、京都精華大学の学長であり、日本で初めてアフリカ出身者として学長を務めたウスビ・サコさんに、京都精華大におけるSDGsへの取り組みなどについてうかがいました。後編では大学がSDGsに取り組む意義、さらに今後の大学の在り方やグローバル化、サコさんご自身の今後についてもお話しいただきます。
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全ての働く女性に、自分の心と体を大切にしてほしい。そうして生きることができる選択肢をつくりたい
APR 19, 2022 2017年、福島県伊達郡国見町(くにみまち)に株式会社陽と人(ひとびと)を設立した小林味愛(こばやし・みあい)さん。「しあわせ・笑顔・豊かさの循環」をビジョンに掲げた同社は、全国有数の桃の生産地でもある国見町で、正規の流通ルートにのらない規格外品の桃を東京で買いやすい価格で販売する事業から始まりました。女性のデリケートゾーンケアに特化した製品ブランド「明日 わたしは柿の木にのぼる」の立ち上げ、地方から都市への農産物の生産・流通・卸売事業、フェムテック*1市場への参画など多岐にわたる事業を手掛けています。
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料理を柔らかくする調理家電で介護食に革新を。誰もがいつまでも「食べる喜び」を味わえる社会に
MAY 24, 2022 超高齢化社会に突入した日本では、人口の高齢化に比例して、介護食を必要とする人の数も増え続けています。加齢や病気・ケガの後遺症などで食べることに困難を抱える人でも、「食べる喜び」を持ち続けることはできないか──そんな思いから生まれたのが、ギフモ株式会社が開発した調理家電「デリソフター」です。簡単な操作で、料理を見た目と味はそのままに、柔らかく食べやすくすることができます。「介護食を変えて、新しい食文化をつくりたい」と語る森實将(もりざね・まもる)社長に、開発の舞台裏やデリソフターの特徴、今後の展開などについてうかがいました。
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「投資」をサステナブルな世界への推進力に
JUN 07, 2022 「投資」といえば「利潤追求が至上命題」というイメージがありますが、投資によって地球環境を持続可能な方向に導く「サステナブルファイナンス」やさまざまな社会問題の改善を目指す「ESG投資」が注目を集めています。でも、それってどういうことなのでしょうか。そこで金融庁「サステナブルファイナンス有識者会議」メンバーであり「ESGの女神」とも言われているカタリスト投資顧問株式会社 取締役副社長COOの小野塚惠美さんに、SDGsと投資の関係についてお話を聞きました。
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心と体にいいことを、もっと楽しく。人にも地球にもやさしい"循環"するホテル
JUN 14, 2022京都の中心部にあるGOOD NATURE HOTEL KYOTO(グッド・ネイチャー・ホテル・キョウト)は、地球環境や宿泊者の健康に配慮した設計で、非プラスチックのアメニティーを用意するなど、サステナブルな取り組みに力を入れているホテルです。宿泊者が楽しくSDGsの取り組みを体験できるアクティビティーなども充実。あらゆる角度から、心地よいホテルステイを提供しています。お客様の声を取り入れながら進化し続けるホテルについて、総支配人の松井美佐子さんにお話を聞きました。
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「新しい常識」をつくる革新的な近距離モビリティ。ポジティブに移動する人を増やして、社会全体を元気に
JUL 19, 2022WHILL(ウィル)株式会社は、「すべての人の移動を楽しくスマートに」をミッションに掲げて近距離モビリティを開発し、革新的なプロダクトとサービスを次々に発表しています。歩行に困難や不安を抱える人の外出機会を増やし、ポジティブに移動するという「新しい常識」を広めたい──そんな思いでWHILLでの仕事にまい進されている、マーケターの菅野絵礼奈さんとデザイナーの小松岳さんに、挑戦の日々についてお話をうかがいました。
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