【連載】創造する人に役立つ文房具
JUN 2, 2020
菅 未里 《まとめ》創造する人に役立つ文房具 文具ソムリエール菅 未里さんによるおすすめ文具コラムです。身近な文房具を「創造する人に役立つ」視点でご紹介いただきます。考え抜かれたデザインやこだわりの使い心地、遊び心など、創意工夫がつまった文房具を知れば知るほど使いたくなることうけ合いです。
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創造力は「紙」で高める
AUG 20, 2019 感触を変えて気分転換
紙の優れている点に、ペンや紙を変えることで筆記感を変えられることがあります。誰でも、仕事に行き詰ったら気分転換をするでしょう。同じように、筆記感を変えれば新しいアイデアが降ってくることも少なくないのです。
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キャップレス「万年筆」で革新的なアイデアを
SEP 10, 2019 書き味を変えて気分を変える
前回お伝えしたように、書き味を変えると気分が変わり、新しいアイデアが浮かぶことがあります。そして書き味を変えるには紙を変えてもいいのですが、筆記具を変える手もあるのです。
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ペンケースへのこだわりも忘れずに
OCT 8, 2019 ペンはペンケースの中で傷つく
ペンを一本一本収納するセパレートタイプのペンケースをお勧めしたいと思います。このタイプなら、ペンどうしが接触して傷つくことはありません。セパレートタイプのペンケースは必ずしもコレクション用ではなく、持ち運びを前提としたタイプも多く作られています。
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個性的メーカー、マークスの「アイデア用ノート」
NOV 6, 2019 PCの画面をノートに再現した
文房具がアイデア出しに欠かせないことは誰もがご存知だと思いますが、個性的な手帳で知られる会社「マークス」のブランド「EDiT」には、その名も「アイデア用ノート」という商品があります。
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「ポストイット」は商標です
DEC 10, 2019 多様でクリエイティブな文房具
ポスト・イット®は、実にクリエイティブな文房具です。タスクを整理するためのメモ、アイデア出し用のミニノート、本のしおり、手帳とセットにするメモ......などなど、さまざまな使い方ができるのです
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メモへのこだわりを忘れずに
JAN 14, 2020 小型化したシステム手帳
今回ご紹介するのは、メーカーによると「未来を計画する人や変化を生み出す人を表す言葉」である「PLOTTER」をブランド名としたPLOTTERの「ミニ」です。これはいわゆるシステム手帳です。
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仕事道具はどう持ち運ぶ?
FEB 12, 2020 「バッグインバッグ」は小さなオフィス
カフェなどで仕事をするノマドやリモートワークはすっかり一般化しました。社員ごとの決まった席を持たない企業も増えているといいます。自由な働き方ですが、問題になるのは仕事道具の持ち運び。
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整理が苦手な方へ
MAR 10, 2020 案件ごとに、アイテムをすべて入れられる
ワーカーズボックスの使い方はとても簡単です。案件ごとに関係する書類を「すべて」箱の中に入れ、本棚やブックシェルフに収めるだけ。何も考える必要はありませんから、整理が苦手な方でも簡単に使えます。
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進化し続けるフリクション
APR 7, 2020 最新の「フリクションポイントノック04」
パイロットが2019年に送り出した「フリクションポイントノック04」は、最新技術をてんこ盛りにした最先端のフリクションです。
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自粛ストレスをやわらげる文房具
MAY 19, 2020 色を塗って文字が書ける地球儀
組立式地球儀は、コアパーツに「地殻シート」をはめこんで作る紙製の地球儀です。いくつか種類があるのですが、特にお勧めしたいのが、もっともシンプルな「BLANK(ブランク)」です。
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オフィス向けの「テプラPRO」
JUN 9, 2020 オンライン対応で圧倒的な効率化
どのオフィスにも一台はあるであろう、定番ラベルプリンター「テプラ」。実は膨大な種類があることをご存知でしょうか。
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思考に後れをとらないノート
JUL 14, 2020 ペンだけに注目してはいけない
もっとも、筆記感を気にする人は少なくありません。しかし、そういう方はえてしてペンばかりに注目しがち。ノートのほうを見落としがちなのです。
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偉人たちが愛した鉛筆
AUG 7, 2020 鉛筆を使う機会はあるでしょうか。
子供の頃はいつも筆箱に入っていた鉛筆ですが、大人になるにつれ、使わなくなってしまった方も多いかもしれません。しかし、鉛筆の、黒鉛が紙の繊維に削り取られていくあの書き味は、他の筆記用具にはないものです。
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紙の色を変えて、創造力を刺激する
AUG 7, 2020 紙の色が派手な「カンポマルツィオ」
イタリアに「CAMPO MARZIO(カンポマルツィオ)」という文房具メーカーがあります。日本には直営店はありませんが、オンラインや文房具店で買うことができます。今回はその、カンポマルツィオのノートをご紹介します。
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発想は、字の色で変わる
OCT 13, 2020 「黒が当たり前」ではない
仕事で字を書くときに、何色のインクを使っているでしょうか?「そんなの、黒に決まっているじゃないか」という方がほとんどだと思います。確かに、日本では黒が正式だとされています。役所への提出書類も、黒ですよね。
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クリエイティブではない時間を減らす、ちょっとした投資
NOV 11, 2020 切れないハサミを使っていませんか?
誰もが日常的にハサミを使っていると思いますが、そのハサミ、ちゃんと切れているでしょうか。ハサミも、包丁や刀と同じ刃物なのです。いえ、切るだけならば、鈍ったハサミでも可能です。しかし鈍った刃物こそ危険なのはハサミも同じ。へんに力んでしまいますから、ケガのリスクが上がるのです。
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あなたのアイデア、守ります
DEC 9, 2020 文房具にもセキュリティを
「創造性」をテーマにしているこの連載ですが、忘れてはいけないのは、自分のアイデアを人から守ること。悲しいことに、アイデアの盗用や模倣による騒動は絶えません。また、個人情報などプライベートな情報も守らなければいけません。
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常識にとらわれない「大人のルーズリーフ」
JUN 8, 2021 ルーズリーフは子どものもの?
子どものころ、ルーズリーフのお世話になった方は多いと思います。リフィルをバインダーに綴じて使うルーズリーフは、中身を入れ替えることもできるので、通常のノートより自由度が高いのが特徴です。学校や塾の勉強に活躍したことでしょう。
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リモートワークを助ける「整理・収納」
FEB 12, 2021 リモートワークならではの難しさ
この連載ではたまに整理・収納に関する文房具も紹介しているのですが、最後に整理のための文房具を紹介したのは1年前でした。つまり、新型コロナウイルスが本格的に広がる前の話です。
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コロナ禍の中、学びに差をつける「光るペン」
MAR 9, 2021 ライト付きボールペンには需要があった
2018年、ゼブラは「ライトを搭載したボールペン」という、ちょっと面白い文房具を発売しました。それが「ライトライト」です。下調べが功を奏したのかライトライトは好評を博しました。
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アイデアをただちに書き留める、瞬発力があるメモ
APR 15, 2021 メモする力は社会人の基礎力
メモをとる。クリエイティブな活動の基本となる作業です。頭に浮かんだアイデアが消えないうちに文章にしたり、人から聞いた有益な情報を書き留めたり。社会人の多くがメモの重要さを上司に教え込まれたと思いますが、それほど大切な行為だということです。
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モバイルツールをスマートに持ち運ぶポーチ
MAY 24, 2021 持ち運ぶものが増えた
新型コロナウイルスの流行は、私たちのライフスタイルを大きく変えました。仕事に関しても、在宅勤務が奨励されていることで、自宅での仕事を初めて経験する方が増えているはずです。
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学ぶモチベーションを上げてくれる記録帳
JUN 8, 2021 コロナ禍は学びのチャンス?
もう軽く1年以上も続いているコロナ禍。うんざりしている方も多そうですが、見方を変えると、学びのチャンスとも言えるのではないでしょうか。
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モイストキープインクでアイデアをキープ
JUL 13, 2021 アイデア出しにはサインペン
アイデア出しをするときには、何のペンを使いますか? 私が知る限り、サインペンを使う方が多いようです。理由はいくつかあるでしょう。さらっとした軽い書き味も魅力ですが、いつでも・どこでも書ける利便性もサインペンの強みなのです。
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デジタル機器の弱点とは?
AUG 17, 2021 カラフルな「たばねバンド」でコード類もすっきり
文房具の専門家である私が言うのも変ですが、創造的な行為にはデジタルガジェットがつきものです。PCやスマートフォンはもちろん、各種の電子機器を使いこなす力はクリエイティビティーを左右するでしょう。しかし、電子機器につきまとう問題が1つあります。それが、コードです。
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アイデアを守るアイデア
SEP 24, 2021 データにはできないもの
過去の自分の仕事は、きちんと保管したいものです。自信にもつながりますし、振り返ることで気づきも得られるでしょう。ですが、問題は保管の方法です。データ化できる仕事ならPCやハードディスクに入れておけますが、物理的なスペースがないと保管できないものも少なくありません。
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取り出しやすい「デテクール」の最新作
OCT 19, 2021 文房具+αが収納できる
新型コロナウイルスの影響でにわかに活況を呈しているのが、この連載でも何度かご紹介した収納・持ち運びのための文房具です。在宅勤務が増えて仕事道具を家に持ち帰ったり、家のリビングの机で仕事をするようになった影響ではないでしょうか。
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姿勢に無理はありませんか?
NOV 2, 2021 持ち運べるPC台
新型コロナの影響により、在宅勤務やカフェでの仕事など、働く場所が多様化しました。自由度が高まったのはもちろんいいことなのですが、1つ、見落とされがちな問題があります。それは働くときの姿勢です。
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細かい工夫満載のホッチキス「サクリフラット」
DEC 07, 2021 厚みをとらない「フラットクリンチ機構」
誰もが使うであろう文房具のひとつに、ホッチキス(ホチキス、ステープラーとも呼ばれる)があります。ペーパーレス化が進む現代とはいえ、この1年間、ホッチキスに触れずに過ごした社会人はほとんどいないのではないでしょうか。
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効率的に進化したハンコ
JAN 11, 2022 マグネット内蔵で玄関ドアに貼れるハンコ
「時代遅れ」や「非効率」の象徴のような存在になってしまっているのが、ハンコです。コロナ禍では、書類にハンコを押すために出勤しなければいけなかった......というエピソードがまことしやかに語られ、ますます悪役化に拍車がかかります。
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きれいなオフィスで、仕事に集中
FEB 22, 2022 気が散る原因になる細かいごみ
お仕事をしているデスクを見渡してみてください。ちり1つない方なら、これ以上読み進める必要はありません。しかし多くの方のデスクは、よく見ると細かいごみが転がっているのではないでしょうか? 消しゴムのカス、こぼした間食のかけら、ほこりetc......。無理もありません。
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見方を変えると、意外なものも「文房具」になる
APR 5, 2022 ペンケースにもなるツール入れ
ある日、私の所に不思議な連絡がありました。ミュージシャン向けのグッズを作っている会社から、SNSでのPRの依頼をもらったのです。なぜミュージシャン向けの会社が私に......? と思いながらお話をうかがったところ、納得できました。そのアイテムは、ペンケースとしても優秀だったのです。
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ノートを変えればアイデアも変わる
MAY 31, 2022 デジタルにはないアナログの強み
アナログな手書きの強み、それは意外にたくさんの情報量が書き込めるということです。また手を動かして文字を書くことで記憶に残りやすくなったり、文字に感情が現れたり、デジタルには決して真似できない効果があります。
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鉛筆で手を汚してしまう方に「金属鉛筆」という新しい選択
JUL 19, 2022 芯まで金属でできた鉛筆
この連載「創造する人に役立つ文房具」ではこれまでさまざまな筆記具をご紹介しました。皆さんになじみのあるボールペン、鉛筆、サインペン、万年筆などです。今回ご紹介する筆記具はそのどれでもありません。
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10年後もアイデアを見返せるハードカバーノート「ロイヒトトゥルム1917」
SEP 6, 2022 気持ちよく使い続けられるハードカバー
簡単なメモ帳でもいいのですがこのノートは長期保存に向いていて、いつでも手に取れる場所に置いてあるので、ふとした時に何年も前に書いたアイデアを読んでいます。意外に過去のメモから得られるものが多く、人は自分が興味を持ったことや思い出など自分自身の過去から学ぶことも多いのだなと感じます。
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書く場所を選ばない自由さが創造力を高める
NOV 8, 2022 アメリカでは油性マーカーの代名詞「シャーピー」
1964年に発売された「シャーピー」、アメリカでは知名度が高く油性マーカーの代名詞ともいえるペンですが、ご存知でしょうか。例えば「バンドエイド」や「ジップロック」も商品の名前ですが、ばんそうこうやチャック付きバッグの代名詞になっていますよね。
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さりげなく仕事をサポートするホワイトボードカレンダー
JAN 10, 2023 見直されているカレンダー
新しい年を迎えて数日、何か物足りないと思っていませんか。それ、カレンダーかもしれません。手帳をアプリに移行する方が増えている中で、意外にも同じスケジュール管理ツールであるカレンダーは見直されています。
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怖くない、操作しやすい、見やすい、なくさない。ストレスを省いたメジャー
MAR 14, 2023 テープがゆっくり戻るメジャー
日々の作業でメジャー(巻尺)を使う方は少なくないはず。しかし、メジャーに苦手意識がある方もいるのではないでしょうか。何を隠そう私もその一人。硬いテープがびゅんっと勢いよく戻る動作を見るとけがをしそうで(これが原因でけがをした経験は一度もないのですが)なんだか怖いのです。
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カシャンと日付を押す動作が癖になる日付印
APR 25, 2023 クリエイティブな仕事に役立つ日付印
クリエイティブな皆さんはメモを取る時やアイデアを出す際にどのようなツールを使っていますか。デジタル化が進む世の中ですが、紙のメモやノートを使う方はまだまだ多いのではないでしょうか。この連載でも創造力を刺激するノートや瞬時にアイデアを書き留めるメモを紹介しましたが、ノートやメモと併せて使いたい道具があります。事務仕事ではおなじみの日付印です。
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アイデア出しをサポートする大容量ボールペン
JUL 11, 2023 アイデアをしっかり書き留める
人が創造する際に最も使うもの、それはやはりボールペンではないでしょうか。特にアイデア出しのシーンでは、デジタル機器よりもアナログなペンが役立つという声をよく耳にします。アナログの筆記具には、デジタルにない筆記の感触や、思いついたそばからすぐにアイデアをメモできる素早さがあるからでしょう。湧き出ては流れていってしまうアイデアもしっかりと書き留められるボールペンをご紹介します。
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記憶を辿るフックにも。くすみカラールーズリーフ
SEP 5, 2023 大人にも人気のルーズリーフ
7月の記事でアイデアを書き留めるボールペン「TANK(タンク)」を紹介しました。ペンがあればアイデアを書き留めるノートやメモ帳も必要ですね。「ノートやメモ帳なんてどんなものでも変わらないでしょ?」と思っていたらもったいない! 色、紙質、サイズや形式によって仕事の効率や発想量が格段に変化します。今回はスケッチブックで有名なマルマンから、2023年7月に発売された「マルマンルーズリーフ」シリーズの「くすみカラーアソート」をご紹介します。
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インプットにおすすめ「二股カラーペン」
NOV 14, 2023 2つに分かれた不思議なペン先
キャップを外すとカラーペンの横に細いペンがついている、一風変わったペン先。こちらのペンは「ニニピーデコ」です。累計出荷本数180万本を超えた人気シリーズ「ニニピー」の最新作で11月下旬に新発売となります(一部店舗では10月上旬から先行販売しています)。 アンダーラインに使いやすい太いマーカーと、文字を書きやすい0.3mmの細書きのペンが1つのペン先についている不思議な見た目のカラーペンです。
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プロジェクトの進捗管理は「ガントチャートダイアリー」で
JAN 9, 2024 意外に使いやすいA4サイズ
スケジュール管理のための手帳は持ち運びしやすいA5サイズをイメージされる方が多いでしょう。一般的な手帳の大きさとして多く流通しているサイズです。 LACONICの「ガントチャート・マンスリー」はA4サイズとA5サイズの2種類展開。デスクに置いておく方にはA4サイズの大きめが便利。持ち運ぶ方にはA5サイズがおすすめです。
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修正テープは「白」「クリーム」「専用」を使い分ける時代
JAN 9, 2024 文字を修正するツール人気ナンバーワンは修正テープ
人生に間違いはつきもの。ノートにメモやアイデアを書く時にも間違えてしまうことはありますよね。一般的に文字を修正するには消しゴムや修正液などが使われます。特にビジネスシーンではボールペンを使う方が多いため、修正液や修正テープが活躍します。そんな修正ツールの中では、修正テープが一番の人気です。
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【PROFILE】
菅未里(かん・みさと)
文具ソムリエール。
文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。
国内外で商品や売り場の企画・監修、各種メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。日経MJなど連載多数。
著書に『私の好きな 文房具の秘密』(エイ出版社)、『仕事を効率化する ビジネス文具』(ポプラ社)、『毎日が楽しくなる きらめき文房具』(KADOKAWA)、『文具に恋して。』(洋泉社)がある。