《まとめ》徳田 満:創造する人のためのプレイリスト

FEB 5, 2021

音楽ライター:徳田 満 《まとめ》徳田 満:創造する人のためのプレイリスト

FEB 5, 2021

音楽ライター:徳田 満 《まとめ》徳田 満:創造する人のためのプレイリスト いつのまにかクリエイティブな気持ちになるような音楽を気鋭の音楽ライターがリレー方式でリコメンドするコーナー「創造する人のためのプレイリスト」から、音楽ライターの徳田満によるプレイリストのご紹介です。

日本が世界に誇るテクノポップ、その創作の秘密

日本が世界に誇るテクノポップ、その創作の秘密

NOV 26, 2019 40年前のスーパークリエイター・YMO、「現在」との比較で創作の秘密を探る
昨年(2018年)に結成40周年を迎えたYMO(YELLOW MAGIC ORCHESTRA)は、今なお新たなフォロワーを世界各地で生み出し続けている。メンバーである細野晴臣・坂本龍一・高橋幸宏の3人ともが、日本が世界に誇れるアーティストであることは言うまでもないが、その3人が組み合わさったときに化学反応のように発生する圧倒的なクリエイティビティはまさに世界レベルだった。
魅惑的で摩訶不思議なExotic Musicの世界

魅惑的で摩訶不思議なExotic Musicの世界

MAR 10, 2020 カルチャーギャップがもたらした「どこの国でもどの時代でもない=どこにもない音楽」
辞書で「Exotic」を引くと、ふたつの意味が出てくる。ひとつは異国の情緒、雰囲気。もうひとつは風変わりで、奇妙。そこには、自分たちと異なる風俗・習慣を持つ地域への興味や憧れと、蔑視が入り混じっている。
1970年代・シティポップの歌姫たち

1970年代・シティポップの歌姫たち

JUN 16, 2020 いま、世界中のリスナーを虜にしている70's TOKYO発ポップスの果実・女性アーティスト編
ここ数年、日本国内や欧米の若い音楽ファンたちの間で、「シティポップ」が人気を博している。シティポップとは、1970~80年代に日本で作られた大衆向け音楽のなかで、それまでの歌謡曲とも、フォークやロックとも異なる、都会的で洗練された歌詞やメロディー、サウンドを持つ楽曲のこと。
「U40(アンダー・フォーティ)世代が伝える 懐かしくも新しい歌たち」

「U40(アンダー・フォーティ)世代が伝える 懐かしくも新しい歌たち」

SEP 25, 2020 「J・POP」という言葉がすっかり定着した、日本の大衆音楽。
その上位売上枚数は、数百万枚に及ぶことも珍しくない。一方、まだ「歌謡曲」や「ニューミュージック」という言葉が生きていた時代では、ミリオン(100万枚)でも大ヒット。しかし、現在のメガヒット曲がごく一部の世代にしか知られていないのに対し、昭和の時代の歌は幼児からおじいちゃんおばあちゃんまでが口ずさんでいた。
「日本語をビートに乗せる」ために試行錯誤を繰り返した40年

「日本語をビートに乗せる」ために試行錯誤を繰り返した40年

JAN 19, 2021 「ラップ(RAP)」という言葉
今では地方のおじいちゃん・おばあちゃんでも知っている。メロディー(旋律)に言葉を当てる従来の歌ではなく、リズムに言葉を「乗せる」というこのスタイルは、1970年代初頭にニューヨーク・ブロンクス区で誕生。
筒美京平Covers|カバーだからこそ見えてくる不世出のメロディーメーカーの醍醐味

筒美京平Covers|カバーだからこそ見えてくる不世出のメロディーメーカーの醍醐味

FEB 24, 2021 J-POPの生みの親のひとりでもある筒美京平
メロディーメーカーとしての彼の素晴らしさは語り尽くされているが、ただ楽曲を作るのではなく、ヒットを生み出すことを終生自らに課していたというエピソードから分かる通り、どうすれば大衆に支持されるかを常に考えていたという意味でも稀有(けう)な存在だったと思う。
筒美京平Covers|カバーだからこそ見えてくる不世出のメロディーメーカーの醍醐味

筒美京平Covers|カバーだからこそ見えてくる不世出のメロディーメーカーの醍醐味

JUN 8, 2021 どれほどオリジナリティあふれる存在に見えるアーティストでも
必ず誰かの影響を受け、また誰かに影響を与えている。ましてやそれが、来年(2022年)結成60周年を迎える現役最長寿ロックバンド、ローリング・ストーンズであれば、そのルーツも、受け継ぐ者も、世界中に星の数ほど存在する。
寺内タケシ追悼 エレキ・インストの素晴らしき世界

寺内タケシ追悼 エレキ・インストの素晴らしき世界

JUL 27, 2021 「エレキの神様」寺内タケシが亡くなった
現在ではエレキ・ギターのいないバンドのほうが珍しいが、1960年代中期の日本では「エレキを弾くのは不良」という社会通念があったが、寺内タケシはじめ多くのギタリストやバンドの活躍が、そうした偏見を打ち破ってきたのだ。
日本のポップスを世界がカバーする「逆カバー・バージョン」の歴史

日本のポップスを世界がカバーする「逆カバー・バージョン」の歴史

OCT 12, 2021 現在「J・POP」と呼ばれている日本のポップスの歴史
初めて音盤化された日本語によるポップスは、1928(昭和3)年に発売された、二村定一と天野喜久代が歌う「あほ空」だが、これは前年アメリカで大ヒットした「My Blue Heaven」に、堀内敬三が日本語の訳詞をつけたものだ。
歌う女優たち 21世紀篇

歌う女優たち 21世紀篇

DEC 21, 2021 洋の東西を問わず、優れた女優は優れた歌手でもある。
天は二物を与えず、ではないのである。とはいえ、かつては女優でなければとてもレコードは出せなかっただろうという人も存在したが、「本職」顔負けの歌唱力を持つ女優が続々と現れるようになった。
「ポップス」としての日本映画音楽 昭和篇

「ポップス」としての日本映画音楽 昭和篇

MAR 1, 2022 J・POPという言葉から一般的にイメージされるのは
「日本人アーティストによる歌(あるいはラップ)」だろう。しかし、1950年代、昭和で言えば30年代の「ポップス(=ポピュラー・ミュージック)」は、もっと幅広い音楽だった。
「ムード歌謡」の系譜

「ムード歌謡」の系譜

OCT 4, 2022 「ムード歌謡」と言っても、現在の40代以下の人には通じないかもしれない。
昭和の時代に流行した歌謡曲の一形態ではあるのだが、実はムード歌謡とは何かという定義は存在しない。なぜなら「ムード」という言葉は、「雰囲気、気分、情緒」という主観的なものを意味する。
「政治の季節」のあとの新たな時代の幕開け | 1973年、ニューミュージック「生誕」の年へ【前編】

「政治の季節」のあとの新たな時代の幕開け | 1973年、ニューミュージック「生誕」の年へ【前編】

APR 4, 2023 J・POPは、その昔、「ニューミュージック」と呼ばれていた。
その言葉の由来には諸説あるが、仮に荒井由実(あらい・ゆみ)が「ひこうき雲」でアルバムデビューした1973年を起点とすると、2023年でちょうど半世紀になる。今回は50年前にタイムトリップし、当時の社会状況とともに、ニューミュージックのどこが「新しい音楽」だったのか、現在のJ・POPとはどこがどう違っていたのか。前編と後編に分けて、時代を象徴する作品とともに考えてみたい。
ニューミュージックは歌謡曲よりも売れる音楽に | 1973年、ニューミュージック「生誕」の年へ【後編】

ニューミュージックは歌謡曲よりも売れる音楽に | 1973年、ニューミュージック「生誕」の年へ【後編】

APR 7, 2023 J・POPは、その昔、「ニューミュージック」と呼ばれていた。
その言葉の由来には諸説あるが、仮に荒井由実(あらい・ゆみ)が「ひこうき雲」でアルバムデビューした1973年を起点とすると、2023年でちょうど半世紀になる。今回は50年前にタイムトリップし、当時の社会状況とともに、ニューミュージックのどこが「新しい音楽」だったのか、現在のJ・POPとはどこがどう違っていたのか。前編と後編に分けて、時代を象徴する作品とともに考えてみたい。
夏に聴きたいイージーリスニング12選

夏に聴きたいイージーリスニング12選

AUG 1, 2023 「夏に聴きたいイージーリスニング」
と題してはみたものの、ある世代以下にとっては、もしかすると「イージーリスニング」という言葉自体が「?」かもしれない。一見和製英語のようだが、れっきとした英語(Easy Listening)である。
アナログシンセの名曲・名演・名音 1967〜1979年(洋楽編)

アナログシンセの名曲・名演・名音 1967〜1979年(洋楽編)

OCT 10, 2023 復権を果たしたと言えるのが「アナログシンセサイザー」
現在では、かつての名機(ビンテージ機種)の復刻のみならず、新しいアナログシンセも続々と発売されている。今回は、そんなアナログシンセのオリジナルが大活躍していた時代から、主に1970年代、ポップ・ミュージックの世界で発表された洋楽作品を紹介してみたい。
日本人がカバーしたジャズ・ソング Part1

日本人がカバーしたジャズ・ソング Part1

FEB 6, 2024 ジャズのスタンダードとなっている曲の中で、特に日本人に愛されてきたのが「歌モノ」=ヴォーカル曲である。
現在、音楽ジャンルとしての「ジャズ」は、J・POPのような人気やセールスは得られていないが、こと「ジャズ・ソング」に関しては、耳にすれば曲名はわからなくても「ああ、知ってる」とうなずく昭和生まれが多いはずだ。
日本人がカバーしたジャズ・ソング Part2(1930〜1944年)【前編】

日本人がカバーしたジャズ・ソング Part2(1930〜1944年)【前編】

APR 16, 2024 前回は、1930年までに原曲が発表されたジャズ・ソングを日本人がカバーしたものを紹介したが、今回はその Part2。
1930年以降、第2次世界大戦が終結する間際の1944年までにオリジナルが発表された作品のカバーを取り上げる。
日本人がカバーしたジャズ・ソング Part2(1930〜1944年)【後編】

日本人がカバーしたジャズ・ソング Part2(1930〜1944年)【後編】

APR 19, 2024 Part1では、1930年までに原曲が発表されたジャズ・ソングを日本人がカバーしたものを紹介した。
現在でもCMに使われるなど、おなじみの名曲がずらりとそろっている。カバーするアーティストも、なるほどとうなずける人から意外な人までが登場するので、きっと楽しんでいただけるのではないだろうか。
  • プロフィール画像 音楽ライター:徳田 満

    【PROFILE】

    徳田 満(とくだ・みつる)
    昭和映画&音楽愛好家。特に日本のニューウェーブ、ジャズソング、歌謡曲、映画音楽、イージーリスニングなどを好む。古今東西の名曲・迷曲・珍曲を日本語でカバーするバンド「SUKIYAKA」主宰。

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